...時に非常に急な山の背に達していた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...山の背後に沈む夕日は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...やつとのことで山の背まで達し...
岩野泡鳴 「日高十勝の記憶」
...大きな山容の遠眼鏡(スパイグラース)山の背後にあって私にはまだ見えなかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ただカンカン仏を見終って附近の山の背に出たときに...
高浜虚子 「別府温泉」
...陽の目も射さぬような淋しい山の背ばかりを...
橘外男 「逗子物語」
...山の背伝いの細道を...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...円木棒は松山の背に当った...
田中貢太郎 「春心」
...その道は山の背の所まで来ていて...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...然るに鷹巣山の背を歩いてゆくと...
近松秋江 「箱根の山々」
...その海面は今では高く黒い山の背のようになって私どもの上にそびえていたのですから...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...向うの山の背に入って間もない夕日を受けて...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...向うの山の背にいくつか雲の動かずにいるあたりが赤く濁ったような色あいを帯び出しているのを見入っていた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...フェールスの平原やリンデレードの山の背(せ)をこえて...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...また傾斜(けいしゃ)の山の背(せ)にも八...
吉川英治 「神州天馬侠」
...坪井山の背面を撃ちながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...周馬は必死でその石山の背を這って行った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...目前の山の背を指して...
和辻哲郎 「鎖国」
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