...高山の尾上に伏してよと云う...
高木敏雄 「比較神話学」
...早朝に温泉を発して、山の尾根伝いに、見上ぐるばかりの急坂を、よじ登りよじ登り、三時間余にして、燕岳の肩にある小屋に出る...
豊島与志雄 「霊気」
...今は躑躅ヶ崎という山の尾根が左手の方にズッと突き出ています...
中里介山 「大菩薩峠」
...西は箱根山の尾先へ続き...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは秩父連山の尾根が青梅あたりで尽きて二里...
中里介山 「大菩薩峠」
...相交はれる山の尾も...
長塚節 「長塚節歌集 中」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...富士を見た富士山を見た烏よ!あの山の尾根から頂上へと飛び越えて行け!真紅な口でカラアとひとつ嘲笑ってやれ風よ!富士はヒワヒワとした大悲殿だビュン...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...麓の山裾をとりまいている小山の尾根なのであった...
久生十蘭 「新西遊記」
...さらにまた、古い地形の処では、かの山の尾根の、その傾斜の角度の変化の上にも現れて来ております...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...山の尾根までがその咄嗟(とっさ)の吐瀉のあいだ...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...深田すなわち沼沢の地に突入せる山の尾を掘り切り...
柳田國男 「地名の研究」
...北多摩の山の尾根と...
吉川英治 「江戸三国志」
...御嶽につゞく裏山の尾根の線だの...
吉川英治 「折々の記」
...山の尾根や山ふところに深く臥した...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...鈴鹿山の尾根の二里も奥だが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...島の背をなす山の尾根づたひの路を二里ばかりも歩いた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...幾つかに畳まり聳えて居る岩山の尾根の樹木の茂みをそれぞれに浮き立たせて見せて呉れた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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