...山と谷底の関係は逆になっている...
梅崎春生 「幻化」
...肉体の山と谷が無数にある...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...山と谷との上を蔽うて...
田山花袋 「日光」
...なぜなら、谷と共にでなければ山を思惟し得ないといふことからは、どこかに山と谷とが存在するといふことは歸結しないで、かへつてただ、山と谷とは、それが存在するにせよ存在しないにせよ、互に切り離され得ないといふことが歸結するのみであるが、しかし、存在するものとしてでなければ神を思惟し得ないといふことからは、存在は神から分離し得ないものであるといふこと、從つて神は實際に存在するといふことが歸結するからである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...なぜなら、谷と共にでなければ山を思惟し得ないということからは、どこかに山と谷とが存在するということは帰結しないで、かえってただ、山と谷とは、それが存在するにせよ存在しないにせよ、互いに切り離され得ないということが帰結するのみであるが、しかし、存在するものとしてでなければ神を思惟し得ないということからは、存在は神から分離し得ないものであるということ、従って神は実際に存在するということが帰結するからである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...あの山と谷をみんな梅の木にしたって...
中里介山 「大菩薩峠」
...山と谷との権威者である...
中里介山 「大菩薩峠」
...その前、明治から大正に移る夏、大井川を初めて歩いて、その山と谷に、燃える心身を浸らせたあとで、この黒部の谷は、また大いに自分の心を揺(ゆす)った...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ただ山と谷と巌(いわ)と御寺と坊主だけであるから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...山と谷がそれほど広いという意味で...
夏目漱石 「明暗」
...山と谷があべこべに逆転している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...山と谷と密林であろう...
本庄陸男 「石狩川」
...私は故意に深呼吸をして腹部の山と谷とを仰山に動かせた...
牧野信一 「痴想」
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