...これを鴨下ドクトルの留守宅に屯(たむろ)している署長の許へとどけることになった...
海野十三 「蠅男」
...当時連隊はインドに駐屯していたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...衛舎には郊外の国民兵らが駐屯(ちゅうとん)していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...右徒党の者三条小橋縄手に二箇屯(たむろ)いたし居り候処へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...蒙古語庫々河屯也...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「青塚ノ説」
...十一日は当地の憲兵屯所より召されぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...いつぞや呼び出された憲兵屯所の前を通つた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...その他の先輩は山上か? 屯所は? 本隊は?遊五 そうです...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...十四日柳樹屯(りうじゆとん)にて上陸せさせ給ふ...
森鴎外 「能久親王年譜」
...支那では李(り)姓の者は到る処に李家屯を作り...
柳田國男 「地名の研究」
...始めて白人が是を廈門(アモイ)の駐屯軍(ちゅうとんぐん)へ持ってきたときには...
柳田国男 「木綿以前の事」
...駐屯兵の銃の間を馳け抜けた...
横光利一 「上海」
...満鉄は満蒙の将来の開発のため、猶此外に、鄭家屯、鳳凰城、得利寺、海竜城、黒山屯、長春、遼陽、鉄嶺、湯崗子等に農場試験地や牧場等を経営してゐるが、此地のが最も大きな規模を備へてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...九万の軍馬が屯(たむろ)したのである...
吉川英治 「三国志」
...各所に屯(たむろ)していた文武の諸大将や宿老である...
吉川英治 「三国志」
...ちょっと月ノ輪の屯(たむろ)までお知らせくださるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...折ふし松葉宿(まつばのしゅく)に駐屯(ちゅうとん)していた井伊兵部直政(いいひょうぶなおまさ)だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...この屯倉の設置には熱心に努力しているのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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