...僕はあの頃――屯(とん)の戦(たたかい)で負傷した時に...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...寺内陸相は滿洲駐屯軍を二ヶ師團のみに止めたる實例を引きて帝國の軍備が財政を眼中に置かずとの非難は無存なりと論じ...
石川啄木 「雲間寸觀」
...彼は近くの屯所(とんしょ)から一人の伍長と四人の兵士とを請求し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...傍(かたわら)の屯所(とんしょ)にいる消防夫らは呼び集められていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...たいてい村落に駐屯してゐたにも拘らず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...警察屯署のむくつけき俗吏によつて新内流しその他の流しが厳禁されたとき...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...そこへ右手屯所からバラバラと走り出して来る三人の遊隊士...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...屯食(とんじき)の用意などはお指図(さしず)を受けて頭(とうの)中将が皆したのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...――参木はふとこの駐屯兵の生活が...
横光利一 「上海」
...ここに大勢で屯(たむろ)をしていちゃ人目にもかかりますから...
吉川英治 「江戸三国志」
...九万の軍馬が屯(たむろ)したのである...
吉川英治 「三国志」
...なお多くの国防軍はそこに駐屯していた...
吉川英治 「三国志」
...丹下村の端れに屯(たむろ)している守備隊の一将だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ家康の将座たる屯営(とんえい)の深くまで...
吉川英治 「新書太閤記」
...祝家荘(しゅくかそう)の入口に駐屯(ちゅうとん)していた梁山泊軍七千の上も...
吉川英治 「新・水滸伝」
...焚火(たきび)をかこんで屯(たむろ)していた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...屯所へ報告するからな」と鞭撻(べんたつ)した...
吉川英治 「旗岡巡査」
...そこを屯(たむろ)にしていると武蔵は教え...
吉川英治 「宮本武蔵」
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