...かんてらや師走の宿に寐つかれず酒を呼んで酔はず明けゝり今朝の春甘からぬ屠蘇(とそ)や旅なる酔心地(ゑひごゝち)うき除夜を壁に向へば影法師御大喪中とある故此春を御慶も言はで雪多し一年の計は元日にありと申せば随分正月より御出精...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...尤も屠蘇そのものが既に塵埃の集塊のようなものかもしれないが...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...パトロクロスの爲にして 775屠りし牛の其汚物ちらばる中にどうと伏し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...受けし災難いくばくぞ!多くの子らを勇將を屠れる我の眼のあたり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...屠(ほふ)りはしないが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...組屋敷で軒並嘗(な)めた屠蘇が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ屠蘇(とそ)機嫌のぬけ切らぬ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上で屠蘇(とそ)の杯をあげるなどは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...屠蘇(とそ)の香りがプンプンとして居やうといふ時ですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家を焼き人を屠(ほふ)り...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...枝を折りすぎゆくものは羽搏けよ暴戻の水をかすめて羽搏けよ石をもつて喚び醒ます異象の秋に薄(せま)るもの獣を屠つてただ一撃の非情を生きよ……………………………きみの掌にすぎゆくものは沸々たる血を※きたまへふりかかる兇なる光暉の羽搏きに野生の花を飾るもの血肉を挙げあくまできみの非情を燃えよ……………………………歌声は嗄れた...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...まるで屠(と)殺場の腑分(ふわけ)室のような光景を呈していた...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...屠者に殺生禁断を主張せしむるに異ならず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...兎に角御屠蘇(おとそ)だけでも祝つて頂きませう...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...神も彼等を為すがままに放任して屠りに付(わた)し給うたのである(三四の二)...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...勝誇ったように……一方は屠所(としょ)の羊のように...
夢野久作 「戦場」
...一挙に屠(ほふ)り去らんなどと御主張あったが――それは徳川本位な策...
吉川英治 「新書太閤記」
...なあにこれは牛を屠殺(とさつ)したときの汚れでさあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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