...屠蘇を燗酒に改め...
石井研堂 「元日の釣」
...この女この時艶に屠蘇の酔あとでこれは誰のことを言つたのかといふ質問があつたので...
高浜虚子 「椿子物語」
...お屠蘇(とそ)を飲んだり...
太宰治 「ろまん燈籠」
... 300守り堅固の羊欄を襲ひて家畜屠るべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...牛を屠れる獅子のごと...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...屠蘇の酔いにほんのり顔をあからめて...
徳田秋声 「爛」
...其屠龍縛虎の雄文一世を傾倒して何人も敵するものなし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...屠殺(とさつ)の叫び声をあげていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「突かれ、切られ、喉(のど)をえぐられ、屠(ほふ)られ、引き裂かれ、ずたずたに切りさいなまれたのだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お役所のお屠蘇で御機嫌になれるかッてんだ」「へッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「話はそれつきりかえ」平次は屠蘇の杯を置いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それほど度胸すわれど奧の間へ行く心は屠處(としよ)の羊なり...
樋口一葉 「大つごもり」
...屠牛(とぎゅう)所長...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...猪を屠(ほふ)って...
吉川英治 「三国志」
...その劉備を屠(ほふ)ってから...
吉川英治 「三国志」
...初春(はる)はそこで屠蘇(とそ)も酌(く)みたし――という気持もあって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...御切腹を迫られたそうな」屠蘇(とそ)の香の中に...
吉川英治 「柳生月影抄」
...父は私を相手に『元日』の屠蘇を祝ひました...
若山牧水 「樹木とその葉」
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