...二十に近い部屋数がある...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...現に我々が取引している下宿屋数十軒を持っているが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...幸子は考えて、まだ滞在が長びくのであったら、旅館へ移る方がよいかも知れない、浜屋と云う家は行ったことはないけれども、そこの女将はもと大阪の播半(はりはん)の仲居をしていた人で、亡くなった父もよく知っていたし、自分も「娘(とう)さん」時代から顔見知りの仲であるから、始めての旅館へ泊るようなものではあるまい、夫の話では、もと待合であったのを旅館に直したので、部屋数も少く、お客と云うのも大部分は気心の分った大阪の人達であり、女中にも大阪弁を使う者が多いと云った風で、泊っていても家庭的で、東京にいるような気がしない、と云うように云っていたから、いっそそうした方が、………とも思ったけれども、姉が何かと心を遣ってもてなしてくれるのを見ては、そうも云い出しにくかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...家屋数を同一と仮定すれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...こまごまと分けて部屋数の多くできていることなどが新邸の建築のすぐれた点である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その家は建坪こそかなりあったが部屋数が少く...
山川方夫 「愛のごとく」
...このあいだに、得石は家の中を見たが、部屋数は二た間、そこが六帖(じょう)で、隣りは四帖半...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...部屋数も三十ちかくあった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...等々たくさんな部屋数に仕切り...
吉川英治 「黒田如水」
...施粥(せがゆ)小屋数十ヵ所を辻々に設けて...
吉川英治 「私本太平記」
...部屋数も少ないので...
吉川英治 「新書太閤記」
...総部屋数六百二室という途方もない間数に訂正させた...
吉川英治 「新書太閤記」
...部屋数が二十七もあっては...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...家屋数が急速に減少され得ないために...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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