...早速部隊長に届け出た...
梅崎春生 「狂い凧」
...請求者の意のままに拾い主から届け出でた拾得物だとして置いてきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どこへ届け出るでもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夜の明けないうちに届け出る手筈(てはず)ができているんだぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...盗難に出遇つた場合は届け出をしなければ法に合はない――とか...
牧野信一 「露路の友」
...父瑞仙が江戸に於て実子として届け出でた時であつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...九郎右衛門等三人は河岸(かし)にある本多伊予守頭取(いよのかみとうどり)の辻番所(つじばんしょ)に届け出た...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...おれが届け出たら...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...それが済めば正式に届け出る筈だ」「ではそれが済めば...
山本周五郎 「菊千代抄」
...その筋へ届け出たうえ...
山本周五郎 「竹柏記」
...無届け出府のことをよろしくおたのみ申します」「いいでしょう」「まことに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...親戚の者が、彼女に対して、(あの届け出は、殿も、もうお忘れであろうから、誰か、同藩士の子息を、聟(むこ)にむかえて、東郷家の名跡をつがせ、家督再興のお願いを出してみたらよいと思うが……)と案じて計る者もあったが、八雲は、(でも私には、いちど誓った良人(おっと)がありますから)と何日(いつ)も、きっぱりと首をふって云う...
吉川英治 「篝火の女」
...在京武門の国々から届け出てきたその数は...
吉川英治 「私本太平記」
...管営さまのお役所へ届け出ろ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...護送者から届け出ていた書類の一片を見て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...検死や立会へ届け出たにちがいない...
吉川英治 「夏虫行燈」
...世継を届け出(いで)ねば...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...辰の口へも届け出がない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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