...窓から贈物を届けるほどの人は...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...「願ひの趣(おもむき)聞き届ける...
薄田泣菫 「茶話」
...もしも相手が身体を物蔭に隠して頭と手先だけ出してでもいればなかなか容易に正体を見届けることは困難であろうと想像される...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...その正体を見届けることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...時と場合によればいやなものを見届ける度胸も大事ですね...
中里介山 「大菩薩峠」
...見届けることをせず...
中里介山 「大菩薩峠」
...そしてその家を見届けると...
長與善郎 「青銅の基督」
...今日の主たる目的は殺される人間というものは直前どんな人相をしているものかそれを見届けるためであった...
久生十蘭 「黒い手帳」
...この男を本籍地へ送り届けるようにしろ!』すると言下に伝令兵の姿が扉口に現われたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...きみの気位と氷が溶けるまで見届ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...真の女らしさが花開くまで見届ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...細(くわ)しく視届けるその間に...
南方熊楠 「十二支考」
...だから鼠の最期(さいご)まで見届ける余裕がなかったのも是非がないが...
柳田国男 「海上の道」
...私生活のことまで届ける必要はない...
山本周五郎 「花も刀も」
...改めてお暇(いとま)をいただいて江戸の尾州様へこれを届けるつもりです」「ほんとに...
吉川英治 「江戸三国志」
...清洲のお屋敷先へ届ける陶器を...
吉川英治 「新書太閤記」
...――何か、見届けるような、確乎(しか)とした眼(まな)ざしで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ずっと呑まれてしまったのを見届けると...
吉川英治 「無宿人国記」
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