...自分の盗んだ品物を警察へ届ける奴があろうとは...
江戸川乱歩 「心理試験」
...今晩は寝ずの番をして妖怪の正体を見届けると云った...
田中貢太郎 「魔王物語」
...己は構わず浅草の方へ届けるからな...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それも見届けるようにね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そっくり故郷の足利にいる妻子に送り届けることにしておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...お雪は書いても届ける由のない...
中里介山 「大菩薩峠」
...その現場を見届けることをさえ抑えられてしまった形で...
中里介山 「大菩薩峠」
...此の(にわとり)を届けるように頼まれたのだという...
中島敦 「南島譚」
...母様は――龍之助様先途を見届けるのはお前の役目...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...がっくりこと切れる娘の最期を見届けると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...届けるかよ」「さア解らねえ」「俺も解らねえが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...きみの気位と氷が溶けるまで見届ける...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それだけを見届けると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...未だ「西洋の眼」が充分見ていないものを「日本の眼」で見届ける事が出来る分野は決して少くないと思われる...
柳宗悦 「四十年の回想」
...さあやってやれってことになったのよ」私のところへ晩めしを届けるころから...
山本周五郎 「青べか物語」
...それぞれ芸妓や舞妓の屋形に届ける...
吉井勇 「逢状」
...人々の働きぶりを見届けると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...無事に鎮台へはいったのを見届けると...
吉川英治 「日本名婦伝」
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