...好い塩梅(あんばい)に病人が平静に復したのを見届けると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夜中までの事件を朝刊にして万人の玄関に送り届けるということが可能になった...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...これを町奉行の手へ届けることに評定をきめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...そっくり故郷の足利にいる妻子に送り届けることにしておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...見届けるといっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...途中で眼の届く限りは見届けるがよろしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぜひ最後を見届けるところまで...
中里介山 「大菩薩峠」
...あすこへはいり込むところを見届けておいて面詰(めんきつ)するんだね」「見届けるって...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...船積にて送り届けることと致そう」「日限は」「多分九月の初め――八月中には一門だけ見本を造り...
野村胡堂 「江戸の火術」
...梓さんがみごとなフォームで制止したのを見届けると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...いずれ適正な人物に届けるだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...彼女を乗せた自動車が雑鬧(ざっとう)のうちを無事に疾走り去ってしまうのを見届けると...
松本泰 「日蔭の街」
...当番のものが中泉(なかいづみ)に届ける...
森鴎外 「大塩平八郎」
...宇津木の最期(さいご)を見届けるや否(いな)や...
森鴎外 「大塩平八郎」
...おめえよく舶来のタバコを吸ってるようだが」私は豚肉を届けると答えた...
山本周五郎 「青べか物語」
...「……夜が明けたら名主へ届けるんだな...
山本周五郎 「初蕾」
...そうするとそこの苧姆(おちよぼ)がそれをそれぞれの出先へ届けるのだが...
吉井勇 「逢状」
...改めてお暇(いとま)をいただいて江戸の尾州様へこれを届けるつもりです」「ほんとに...
吉川英治 「江戸三国志」
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