...そのしぶきは高く飛びちって、ガラスばりのまる天井(てんじょう)まで、届くほどでした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...辞令が無電で届くことだろうが……」「ほんとうかね...
海野十三 「地球要塞」
...名探偵の用意が行届けば行届く程...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...藤さんの膝にかろうじて届くのである...
鈴木三重吉 「千鳥」
...片々(かた/\)は地獄へ届く程跳ね飛ばす事だけは忘れてはならない...
薄田泣菫 「茶話」
...国内の耳に届くべく候えばなり」一般情勢には恐怖すべきものがある...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...酒罎と杯とがすぐに手の届くところに腰掛けた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...眼の届く限り、耳の届く限り、人通りもない、物音もしない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...平磯の波の届く巖の上にいるようなものだ...
豊島与志雄 「慾」
...警察の方で忠実に途中で押さえるので届くことはきわめてまれであるのを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのいずれかであろうとは推察が届くのであります――竹生島にしても...
中里介山 「大菩薩峠」
...水面近いところは光が比較的よく届くので...
中谷宇吉郎 「異魚」
...或る物を投げる場合、速度が小さければ近くに落ちるが、大きくすると、遠くまで届く...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...小紫の心持の届くように...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...これを女主人に届くようにテレーズに託してくれるように門番に頼んだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...漏斗の中は、目の届く限り、平らな、光る、墨のやうに黒い水の塀になつてゐる...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...そこへ「親子兄弟固めの献酬(さかずき)」のお肴が届く...
正岡容 「我が圓朝研究」
...手の届くばかりのところに...
山本周五郎 「山彦乙女」
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