...「居職」という言葉は一般的な熟語ではありません...
...――年季(ねんき)を入(い)れた一(いつ)ぱしの居職(ゐじよく)がこれである...
泉鏡太郎 「十六夜」
...――居職人らしい繊細な手をした若い男が...
富永太郎 「断片」
...此方(こっち)は居職で華奢な綾麿一人...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...居職の――それも多分彫物師(ほりものし)と言ふところだらう――見知人がある筈だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...居職(いじょく)の――それもたぶん彫物師(ほりものし)というところだろう――見知り人があるはずだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...由五郎は居職で力が無かつた筈だな」「ヒヨロヒヨロの弱い男でしたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...辻斬の居職なんてのは聽いたこともない」「辻斬の居職は良いな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の父といふは三つの歳に椽から落て片足あやしき風になりたれば人中に立まじるも嫌やとて居職に飾の金物をこしらへましたれど...
樋口一葉 「にごりえ」
...私(わたし)の父(ちゝ)といふは三つの歳(とし)に椽(ゑん)から落(おち)て片足(かたあし)あやしき風(ふう)になりたれば人中(ひとなか)に立(たち)まじるも嫌(い)やとて居職(いしよく)に飾(かざり)の金物(かなもの)をこしらへましたれど...
樋口一葉 「にごりえ」
...私の父といふは三つの歳(とし)に椽(えん)から落て片足あやしき風になりたれば人中に立まじるも嫌やとて居職(いしよく)に飾(かざり)の金物(かなもの)をこしらへましたれど...
樋口一葉 「にごりえ」
...「おまけにこっちは居職(いじょく)だ...
山本周五郎 「さぶ」
...一見居職(いじょく)とわかる猫背の男がヒョコヒョコ出て来て...
吉川英治 「新・水滸伝」
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