...居村(きよそん)の路を歩く時に比べて...
石川啄木 「道」
...それぞれ居村へ送り届けられた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それでも彼等の居村は渡良瀬川沿岸十八里間に亘っている...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...居村ゴオランベリイから宮廷に向かって注ぎ続けていたのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...更に居村滅亡の猾策に遭ふも詭弁甘言の惑ハす処となりて自ら陥穽に墜落するを知らざるなり...
田中正造 「非常歎願書」
...その後この歯医者がカシュガルに器械持参で出かけるついでの道すがらわざわざこのイブラヒム老人のためにその居村に立ち寄って...
寺田寅彦 「自由画稿」
...儂の居村(きょそん)から調布(ちょうふ)まで已に土工を終えて鉄線を敷きはじめた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この著者の居村は...
中谷宇吉郎 「雪」
...「私は鵜住居村両石部落のものですが...
武者金吉 「地震なまず」
...遠江国周智郡(すちごおり)犬居村(いぬいむら)百四十九番地に転籍した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...居村の事情を非常に詳しく報告されたものがある...
柳田国男 「故郷七十年」
...人がわが居村の地理を詳しく知ることをただちに郷土研究と名づけようとするらしく見えるが...
柳田國男 「地名の研究」
...すなわち炊具一つ負わせて居村を追い出すことだ...
柳田國男 「地名の研究」
...静岡県周智(しゅうち)郡犬居村領家(りょうけ))秋葉の山の神は俗に三尺坊さまと称(とな)えて...
柳田國男 「日本の伝説」
...真っ先に居村に引き返して荒地を再墾することを勤めたらしい...
柳田國男 「名字の話」
...同君の居村附近、すなわち小仏峠(こぼとけとうげ)を中心とした武相甲の多くの村には、天明年間に貉(むじな)が鎌倉建長寺の御使僧(ごしそう)に化けたという話とともに、描いて残した書画が多く分布している...
柳田国男 「山の人生」
...それが君の居村です...
横瀬夜雨 「花守」
...矢張りその友人の居村である古宇村といふにきめたのでした...
若山牧水 「樹木とその葉」
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