...懐手(ふところで)をして二人の折衝を傍観する居心地の悪い立場にあった...
有島武郎 「親子」
...客は居心地の悪い思いをする...
太宰治 「佳日」
...私は気力が衰えて、自分のがらんとした、居心地の悪い、厭気のさした部屋部屋がそら怖ろしいのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...狭いけれども居心地の悪いほど汚(よご)れた室(へや)ではなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...居心地の悪いことはないのだが...
久生十蘭 「キャラコさん」
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