...当区に居住する事を止(や)めるつもりでございます...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...日本に居住するものに対し日本の裁判権の及ばざることは...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...「東京及び東京地方に居住する帝国臣民諸君」将軍の声は泰山(たいざん)の如くに落付いていた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...こゝに居住する市民の年々野卑暴戻となるは當然の事であらう...
永井荷風 「十年振」
...小説を作る時篇中人物の居住する土地の事情と風景とに対する観察は人物の性格と共に寸毫も忽にすべきものならず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...現地に居住すること...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...高円寺一丁目に居住する文士青地大六(30歳)の外出中の借家より発火し火の手は折柄の烈風に猛威を揮って留守居たりし大六氏の内妻房枝(29歳)及び一子守(2歳)は無惨にも逃げ遅れて焼死を遂げた...
西尾正 「陳情書」
...それもルクソルとかアスアンとかの上流地方の都市に居住する者が大部分で...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...況んや日本に居住することなく...
萩原朔太郎 「詩の翻訳について」
...当時鞍馬寺境内に公卿の居住すること稀ならず...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...最後には居住する場所まで拒んだ...
原民喜 「死について」
...夫から佛教にも傳はつて僧侶の修業し居住する塲所を叢林といひ...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...故にこの地震帯は東京に居住する人々にとってきわめて重大な関係を有するものと言わねばならぬ...
武者金吉 「地震なまず」
...また一方東京に居住する人々は東京の地が地震に関して決して安全でない...
武者金吉 「地震なまず」
...鹿児島県の各村で士族の居住する区域を必ず麓(ふもと)と呼ぶのも山下と同じものである...
柳田國男 「地名の研究」
...田舎の隅々に分散して居住する時代になった...
柳田国男 「雪国の春」
...私はおりおり東北地方に居住する友人から...
柳田国男 「雪国の春」
...仏蘭西(フランス)は巴里(パリ)に居住する有閑婦人が...
夢野久作 「探偵小説の正体」
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