...たまらぬ不快な籠居(こもりい)をやってきたのだから...
伊藤左千夫 「水籠」
...小僧は三人居て、三人とも変な歪形(いびつ)な頭を持つてゐたが、呼ばれたので、素直に庫裏に集まつて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...菊を少しづつ売つて居ります...
太宰治 「清貧譚」
...土臺間違つて居る...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...浄吉夫婦ト経助ノ寝室ヤ居間ハ二階デアル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...到頭以前睥睨(へいげい)して居た自動車をとることにした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...寛子夫人が時々代って書いて居られる...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...それに奧(おく)の悲歎が見て居られない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何やら羽織つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰も盗み聴きなんかして居ない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまま居着いておりますが...
久生十蘭 「西林図」
...それが自(おのず)から切諫(いけん)になって居たこともあろう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...家に居て申すべし...
三木清 「親鸞」
...もう五六日は居るだろう...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...ざわざわとゆすれて居るのを見て居ると...
宮本百合子 「雨の日」
...私たちから記念にあげようと思って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...滋賀縣湖南地方などはユリゴと呼んで居る...
柳田國男 「食料名彙」
...薩峠などを含む由比蒲原あたりの裏の山脈は富士川の西岸で盡き東の岸からは浮島が原の平野となつてずつと遠く箱根山脈の麓まで及んで居る...
若山牧水 「樹木とその葉」
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