...「わたくしなんざあ湊合なんといふものは屁とも思ひません...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...校長を屁とも思つて居らぬ...
石川啄木 「雲は天才である」
...自分は實際此校長位は屁とも思つて居ないのだもの...
石川啄木 「雲は天才である」
...「河童」などといつたものは屁のかつぱでゆけなかつた事である...
小穴隆一 「二つの繪」
...』『那樣屁理窟(そんなへりくつ)は解(わか)らん...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
......
太宰治 「人間失格」
...屁(へ)もこかずにいるんだな」つぶやいたのは年とった次席訓導(くんどう)だった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...ちょうど藤井の叔父さんがふり廻しそうな屁理窟(へりくつ)よ」お延は叔父をやり込める事ができなかった...
夏目漱石 「明暗」
...辻斬なんか屁とも思はない人間でなきや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人の近寄るけはひがすると放屁をもつて退け...
牧野信一 「夜見の巻」
...そんならあの屁は只の屁で...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...アラビヤ人が屁(へ)を埋めた話で...
南方熊楠 「十二支考」
...さてはわが放屁はここの人々が齢を紀する年号同然になりおり永劫忘らるべきにあらずと...
南方熊楠 「十二支考」
...屁理屈を言おうとしてるんじゃありません...
三好十郎 「冒した者」
...それだけ屁古垂(へこた)れ方もヒドかった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...まさかこんな田舎の駐在所に居る屁(へ)ッポコ巡査に...
夢野久作 「巡査辞職」
...隅っ子の特別の金網に入れられて息も絶え絶えに屁古垂(へこた)れている汚ならしいフォックス・テリヤだ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...いつも書きかけては屁古垂(へこた)れさせられて終(しま)います...
夢野久作 「涙香・ポー・それから」
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