...自分の考えや見方に局限している...
...彼女はその問題を彼女の限られた知識に局限していた...
...彼の判断は、彼独自の経験に局限されているようだ...
...私たちは、自分たちを特定の場所や職業に局限させることはない...
...そのアーティストは特定のジャンルに局限されず、多様な音楽を提供している...
...他の所有を悦ぶことによつて自己も亦その所有に與かるが如きもの――約言すれば個體的局限を超えたる超個體的の自我が含まれてゐないか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ほんの局限された一部分に過ぎない...
石原莞爾 「最終戦争論」
...それがためには鍵の在所はいよいよ動坂三郎の身辺に局限されてくるのだった...
海野十三 「深夜の市長」
...それが或る特定の情緒のみに局限せられず...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...意志がいかなる制限によつても局限せられてゐないことを經驗するのであるから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...六三 供給曲線が唯一の極大において連続である場合に論議を局限する...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...夫は恐らくその科学の非科学性(抽象性・テーマの人工的局限・認識目的の喪失・等々として現われる)をさえ証明するだろう...
戸坂潤 「科学論」
...インテリ層が単に階級であることだけに見解を局限することは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もはや従来の形式論理学のように単に学問の手続や思惟の法則に局限されたものではなくて...
戸坂潤 「辞典」
...そうでないのが地方局限文学としての国民文学なのである...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...その局限を取除いて...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...もはや個人単位の名人芸がものをいう余地は極めて局限される...
中井正一 「調査機関」
...常識の通用性はそれぞれの社会に局限されているのがつねである...
三木清 「哲学入門」
...男に対する女の性の純潔などという局限されたものでもなかった...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...どれも皆法律の権威拘束の中に包括され局限されねばならないのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...数への局限は用への局限である...
柳宗悦 「工藝の道」
...この事件を一先ず内部的なものに局限(きょくげん)して済ませたいと...
吉川英治 「黒田如水」
...なおその間隔は局限されるし...
吉川英治 「剣の四君子」
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