...尾羽(をば)は矢羽根(やばね)よ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...院外では内閣に足尾銅山鉱毒調査会が設けられたことを報じる号外の鈴が...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...大尾と共にあちこちの高みのところに...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...一尾の香魚鉤にかゝりながら溌剌として空に躍る...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...旅費その他の調達を金尾(かなを)文淵堂主人に交渉しました...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...馬の尾について殖(ふ)えると云う山牛蒡...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そうか」工場時代の自分を思い出して鷲尾も笑った...
徳永直 「冬枯れ」
...かりにも神尾主膳ほどのものを捉(とら)えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...私も高尾がなんとなくつれなくなりましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...入って将軍となるべく予想していた尾州家が...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後和助は尾久に帰って清水の養子になり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...抗すべからざる圧迫が、宮尾、黒津、男爵の額に冷汗を浮かせ、その眼をカッと空(うつろ)に見開かせますが、その中で二人だけは、何事も無かった以前のように、平然として事件の推移を待って居りました...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...それでも一向首尾よく行かないし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...網を担いで河原に降り立てば忽ち若鮎の数十尾を...
牧野信一 「三田に来て」
...敬四郎が頭巾で顔を隠してそっと尾行します...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...龍太郎の鳩尾(みぞおち)へピタリと穂先(ほさき)をむけてきた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...問屋の親方さんが来ねえうちは、小魚一尾、揚げるこたあ出来ねえんだよ」「百も合点だ、問屋のおやじが来たら、黒旋風の李逵(りき)さまのお買上げだといっておけ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...孔雀(くじゃく)の尾のような翠巒(すいらん)と翠巒の抱(いだ)くしいんとして澄んだ静寂(しじま)のなかに立っていると...
吉川英治 「親鸞」
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