...この故に尾形乾山は蕭条(せうでう)たる陋巷(ろうかう)に窮死した...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...この女王たちの父、品陀の眞若の王は、五百木の入日子の命の、尾張の連の祖、建伊那陀の宿禰が女、志理都紀斗賣に娶ひて、生める子なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...魚釣にいつたが一尾も釣れなかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...首尾一貫して科学的精神の提唱と検討とをその文化的目標としていると云っても云いすぎではない...
戸坂潤 「読書法」
...往來で例の五等官を首尾よくつかまえたばかりのところだった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...尾高のところへ行って言いました...
豊島与志雄 「道標」
...神尾はやはり苦々(にがにが)しい心持です...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つは尾張の名古屋行だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...可哀想にも不首尾に終って了(しま)った...
「私の経過した学生時代」
...あわてて欠伸(あくび)の尻尾に節をつけたものです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...壁にかかっている主人の燕尾服にブラシを掛けるとか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...元来燕の姿は前方に一つの頭がありその体躯の左右には翅翼があり後方には両岐せる一つの尾があって...
牧野富太郎 「植物記」
...それが持続すれば(第二篇第十一章末尾の第二表によれば)八〇年未満で人口を倍加せしめる増加率である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...切身の尻尾の方は主婦がもらう...
宮本百合子 「幸福の建設」
...滝尾の兄といえばその人であろう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...かほどの首尾(しあわせ)はよもあらじと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...黙々と尾(つ)いて来た城太郎であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お蔭様で……」村尾もまた...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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