...第一の嫌疑者については警察でも全力を尽くして捜索を行われた様ですが...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...看護に心を尽くした甲斐もなく...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...皇室――国への感謝、国に尽くした人、尽くしつゝある人、尽くすであらう因縁を持つて生れ出る人への感謝、母への感謝、我子への感謝、知友への感謝、宇宙霊―仏―への感謝...
種田山頭火 「一草庵日記」
...しかしあらゆる現代科学の極致を尽くした器械でも...
寺田寅彦 「試験管」
...優遊の限りを尽くして...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...──それは焼け尽くして焼け残った骨盤と腰椎であった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...古の士は国に道あれば忠を尽くしてもってこれを輔(たす)け...
中島敦 「弟子」
...大いに尽くした武人である...
蜷川新 「天皇」
...いつか貴方は誰か自分に尽くしてくれる人間を必要とするでしょう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...典礼官は礼を尽くし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...事跡は屋代弘賢(やしろひろかた)の『道成寺考』等にほとんど集め尽くしたから今また贅(ぜい)せず...
南方熊楠 「十二支考」
...女五の宮へ御親切もお尽くしになるのだろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ真心で尽くしているところをお認めになったなら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どんなに自分は誠意をもってお尽くしすることであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...うとうとしくお取り次ぎでお話などをしてくださるだけでは私も尽くしたいことがお尽くしできない」と言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを口を極めて礼讃し尽くして後...
横光利一 「欧洲紀行」
...ありったけの酒を飲み尽くして...
吉川英治 「松のや露八」
...彼女は生活の全力を集めて舞台に尽くしているのではない...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
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