...之が尽く灰となって了った...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...そしてこの知識や才能をもっとも必要としているもののために尽くしてくれ...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...読めども読めども尽くるところなき雷の日記には...
橘外男 「雷嫌いの話」
...全身全霊の力の限りを尽くして...
永井隆 「この子を残して」
...日本が負ける前になぜ戦力を出し尽くしてしまいませんでしたか? 国家が戦力を失ったのに個人がまだもっている...
永井隆 「長崎の鐘」
...そのまま命の最後の灯を燃やし尽くして...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そして彼は不動のまま立ち尽くした...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...山家相応の馳走を設けて一夕の愉快を尽くすべきはずなるに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...いやしくもその方便あるを知らば力を尽くしてこれに従事せざるべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ただ一方にのみ偏して文字のまったき義を尽くすことなく...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...あれこれ手を尽くして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...この書冊が尽くこの種の発句にて埋(うず)められたるを説かば...
正岡子規 「古池の句の弁」
...それより余は館に行きて仮店(かりみせ)太神楽(だいかぐら)などの催しに興の尽くる時もなく夜(よ)深(ふ)けて泥の氷りたる上を踏みつつ帰りしは十二年前の二月十一日の事なりき...
正岡子規 「墨汁一滴」
...院は言い尽くせぬほどの心痛をしておいでになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さうしてここに書かれた君の言葉は尽く人間の滋養だ...
室生犀星 「愛の詩集」
...粒粒辛苦一年の結実ならざるなき膳部が尽く光り耀くごとき思いがした...
横光利一 「夜の靴」
...読書、越冬、所持金尽く...
吉川英治 「年譜」
...死力を尽くしてもがき抜く光厳の耳元へ...
吉川英治 「源頼朝」
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