...到底数へ尽されなかつた...
芥川龍之介 「南京の基督」
...――それ等は大体上に書いた数十行の文章に尽(つ)きてゐるであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...正倉院(しょうそういん)の門戸を解放して民間篤志家の拝観を許されるようになったのもまた鴎外の尽力であった...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...それが尽きるところから田が展(ひろ)がっていた...
梅崎春生 「日の果て」
...我と吾身に愛想の尽きるので有った...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...興(きょう)未だ尽きぬので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ゲルマン魂(ゲミュート)が無尽蔵にみなぎっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然し御父(おとう)さんの国家社会の為(ため)に尽すには驚ろいた...
夏目漱石 「それから」
...美を尽さねばならぬときめた...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...贈り物については『何か手を尽さなかったと君が思わないように...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
......
樋口一葉 「闇桜」
...百方その術を尽くすといえども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...つくづく大店の床屋には愛想が尽きた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...死もの狂ひの大格闘を演じつゝある惨状を! 蜘蛛は細毛の豊かな八本の脚を縦横無尽に伸び縮め...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...なおそのほかにも数え尽すべからず)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...松老尽蟠枝...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ウッカリ手を出したのが運の尽きで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...しかも、その働きを、用い尽せば、彼の目には、安土に飼える狆(ちん)か、無用の贅物(ぜいぶつ)としか見えなくなって参るのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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力ずく 趣旨 親思う心にまさる親心
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