...人此時をまちて種々(いろ/\)の工(たくみ)を尽(つく)して捕(とら)ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...亦無シ二老死ノ尽クルコトモ一...
高神覚昇 「般若心経講義」
...鮫洲(さめず)の大尽(だいじん)として通っていた...
田中貢太郎 「春心」
...この感激は言葉に尽しがたい...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...星は宵(よひ)の明星(みやうじやう)の唯(たつ)た一つ見えるばかりで其(そ)の他(た)は尽(こと/″\)く余りに明(あかる)い空の光に掻(か)き消され...
永井荷風 「すみだ川」
...青春の希望元気と共に銷磨し尽した時この憂悶を慰撫するもの音楽と美姫との外はない...
永井荷風 「帝国劇場のオペラ」
...有野村の大尽のお越しという便りを聞いたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...総ての方法を尽くしてもなお降らぬ際は...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...如露(じょろ)の水が尽きる頃には白い羽根から落ちる水が珠(たま)になって転(ころ)がった...
夏目漱石 「文鳥」
...しかし彼の感想はそこで尽きる訳に行かなかった...
夏目漱石 「明暗」
...人の心に食い込む秋思の傷みを咏(えい)じ尽(つく)して遺憾なく...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...警察は最善を尽くすと公約したが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...(いゝあんばい……ぢやない)紙数が尽きた...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...おそらく非難の種も尽きてゐるだらう――と彼は思つたりした...
牧野信一 「裸虫抄」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...命を断えず小刻みに国に尽すは変り無し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...わが為すことは尽きた...
吉川英治 「三国志」
...もうその口実(こうじつ)も尽き果てて...
吉川英治 「新書太閤記」
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