...所詮は人力を尽した後...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...由来クレールに関してはほとんどもう語り尽された観がある...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...全部十七篇の物語の中にヘルンの怪談趣味は遺憾なく盛り尽された感があります...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...もうその頃には縦横無尽...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...腕を斬られてまでも尽しておるのじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...どうして満足にそのすべてを見尽せよう...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...極端な御馳走のすぐあとでこのような美人が出現するなどという至れり尽せりで...
久生十蘭 「魔都」
...人を思ふ私が見ると丁度物思ひの尽きない様にも見えて悲しくなる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...既に好く知り尽してゐる歌ばかりであるらしい...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...奴矢田平は明の宋蘇卿の遺子順喜歓(じゅんきかん)が仮の名にて、これしきの一天下を覆がへすになんの手間隙と云ふ意気込にて、真柴久次に仕へしが、老女石田の局(つぼね)に見あらはされ、自尽す...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...――(ここで繰返される「北大寮歌」の歌い方と歌の調子で登高の段階と四人の疲れ方や歩度や山の様子を暗示するように変化をつけること)歌(第一歌詞)都ぞ弥生の雲紫に花の香漂う宴の莚尽きせぬ奢に濃き紅やその春暮れては移ろう色の夢こそ一時青き繁みにもえなんわが胸思いを乗せて星影さやかに光れる北を人の世の...
三好十郎 「樹氷」
...野子(やし)ども朝暮之歎き難尽罷在候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...6115努力を尽しても...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...わたしを生きかえらせようとできるだけの手を尽したが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...贅(ぜい)を尽(つく)すので高価であり...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...それもまた尽きるところを知らないのである...
吉井勇 「青春回顧」
...高札(こうさつ)に令しておられるではないか」「…………」「刀折れ矢尽きて...
吉川英治 「新書太閤記」
...宵からおよそ歩き尽くしたといってもいい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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