...さながら世界滅尽の日の大空も斯(か)くやと疑はる...
石川啄木 「閑天地」
...何れ宜敷御尽力下さい...
石川啄木 「漂泊」
...寂寥(せきりよう)のきはみを尽すをりしもあれ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...文官試験に落第して帰っている途中で旅費が尽きてしまった...
田中貢太郎 「竹青」
...結局少なくも日本国中のおのおのの人間は全国民のおのおのと切っても切っても切り尽せないほどの糸でつながり合っている訳である...
寺田寅彦 「年賀状」
...」「手を尽くしたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...今も現に其の黒幕として頗る尽力すといふと雖も是れ恐らくは閣下の利益に非らずして寧ろ閣下に禍ひせむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大尽の家では、琴や三味線や胡弓で、ゆるやかな合奏の興が酣(たけな)わになる時分に、道庵の櫓では、天地も崩れよと馬鹿囃子がはじまってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...勇仙がそれを受けて、手酌で一杯ひっかけようとしたが、もう酒が尽きた...
中里介山 「大菩薩峠」
...代助は自分の頭が焼け尽きる迄電車に乗つて行かうと決心した...
夏目漱石 「それから」
...何を着ても批評する人の心が矯(た)められぬ間は非難が尽きないものである...
新渡戸稲造 「自警録」
...――あの通り、庇(ひさし)へ火が付く頃、炭俵が崩れて、火付け道具を焼き残したのでしょう」八五郎の指さす方を見ると、裏の物置のあたり、焼け崩れた炭俵の下に、焚(た)き付けの脂松(やにまつ)に油綿を縛ったのが、燃え尽しもせず、踏み消されたままになっているではありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あまりに早く尽きてしまうのでしょうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...兄弟以上の親切を故人のために尽くす大将を大臣も夫人も...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...鹿嶋屋は「大尽」である...
森鴎外 「細木香以」
...あそこでは朝も晩も、葡萄造(つくり)が熱心に、優しい限、手を尽して、実(み)のりを覚束ながっているのが見られます...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...尽く秋三に動かされていた自分の頭の所作事であったと気が附いた...
横光利一 「南北」
...頼盛の筆蹟と見くらべて、興味が尽きない...
吉川英治 「随筆 新平家」
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