...全力を傾け尽すらしく思われた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...嫉妬(やきもち)交りの話の種は尽きぬのであるけれども...
石川啄木 「天鵞絨」
...どう手を尽しても分らないのです...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...毎日欠かさず湯殿に来る娘が、どうしたことか、その日は夜になっても姿を見せないので、見たくもない他の人達の身体を、眺め暮している内に、いつしか夜が更(ふ)けて、もう浴客も尽き、いつもの例によると、あとは、十二時頃に女中達の入浴するまで、一二時間の間、鏡の表に人影の現れることはないのです...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...いろいろ言葉を尽して頼んでみたがやはり駄目...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...その全力を尽して来た...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...一方に社会問題の解決に尽力しながら...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...髭そうろうの大尽は...
太宰治 「新釈諸国噺」
...日本のために力を尽したのだと思います...
太宰治 「返事」
...饗宴の興を添えるために来客のだれかれがいろいろの芸尽くしをやった中に...
寺田寅彦 「映画時代」
...興(きょう)未だ尽きぬので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...頸窩(ぼんのくぼ)の尽くるあたりまで...
夏目漱石 「虞美人草」
...何とか尽力して坑夫にしてくれるだろう...
夏目漱石 「坑夫」
...もう云う可(べ)き事を云い尽くした様な気がした...
夏目漱石 「それから」
...この上の思案も尽きて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...即ち家に居(お)り家族相互いに親愛恭敬して人生の至情を尽し...
福沢諭吉 「日本男子論」
...かくて人も猴も出来る限り介抱に手を尽したが養生相叶わず...
南方熊楠 「十二支考」
...もうその口実(こうじつ)も尽き果てて...
吉川英治 「新書太閤記」
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