...贋物が恐いと尻込みする人は...
會津八一 「支那の明器」
...尻込みするような自分ではないと云う...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...係りで無えコチトラには訳が判らねえじゃねえか」尻込みする政を...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...妙な上眼を使いながらのそりのそりと尻込みするのだった...
大阪圭吉 「三狂人」
...いやに尻込みするのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...思わず尻込みするほど不快な...
西尾正 「墓場」
...私は」お糸は物に脅(おび)えたやうに尻込みするばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尻込みする気配を見せたら...
久生十蘭 「雲の小径」
...尻込みすることはない」尻込みなんかしない...
久生十蘭 「だいこん」
...尻込みするのを左右から鞭撻して...
久生十蘭 「無月物語」
...「わたくしのために尻込みする必要はありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...食物の最高価格の提唱に尻込みする多くの人々も...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今後とも尻込みする程に浅薄なものであるのか?「芸」のため「道」のために...
三好十郎 「俳優への手紙」
...驢馬はよく尻込みするものなれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(ルクレティウス)(c)何だってお前たちは尻込みするのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...色紙といふ一つのいかめしい傳統的な形式――それを出されて、ひとつ畫を、と求められると、その形に恐れたり囚はれたりして、多少描ける手を持つてゐる人でも、まづ尻込みする、遠慮する、逃げまどふ...
吉川英治 「折々の記」
...尻込みする気かよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そうしてポルトガル人の間にさえ尻込みする人の出るほど残虐の限りをつくしたと云われている...
和辻哲郎 「鎖国」
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