...尻込(しりご)みをしませんよ...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...ぎょっと尻込(しりご)みをして...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...少々尻込みをし出した...
薄田泣菫 「茶話」
...へんに尻込(しりご)みして...
太宰治 「惜別」
...尻込みをするような卑怯(ひきょう)な事はただの一度もなかった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...首筋を掻いて尻込みばかりしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分の平次が事勿(ことなか)れ主義で尻込みをするかもわからないと思ったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひどい目に逢はされるぜ」平次は一應尻込みはしましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(一同尻込む)叱るのじゃない...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...相手は思わず尻込みしましたが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...これっぽっちの些細な贈り物の前で尻込みなさるの? あたしが若い男所帯の家事を調えるのに...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...みな尻込みして、私、といい出るものもない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...尻込みをしかけた瞬間があった...
久生十蘭 「肌色の月」
...尻込みするのを左右から鞭撻して...
久生十蘭 「無月物語」
...つい尻込みをして...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...――あの黄金虫でがすかい!」とその黒人は恐ろしがって尻込(しりご)みしながら叫んだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...実際皆尻込み(ドロウ・バック)して...
牧逸馬 「双面獣」
...何かに怯(お)じて尻込みしていたものだろう...
吉川英治 「私本太平記」
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