...尻込(しりご)みしたのだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...後へ尻込(しりご)みをするのだった...
海野十三 「○○獣」
...鉱夫たちさえ尻込みしてその取り分け作業を嫌った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...少々尻込みをし出した...
薄田泣菫 「茶話」
...吾等の若い冒險家は始めはいさゝか尻込みを覺えたのであつた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...滋幹の心は自然冷めたい現実の前に出ることを尻込みしなかったであろうか...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...尻込みをするような卑怯(ひきょう)な事はただの一度もなかった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...銭形のは利助兄哥(りすけあにい)に頼まれていなさるてえじゃないか」「とんでもない」平次は少し尻込みしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――あの辺は二合半坂(こなからざか)の市蔵親分が睨(にら)んでいるからあっしが出しゃ張っちゃ面白くないだろうと思うが」銭形平次はすっかり尻込みしてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...首筋を掻いて尻込みばかりしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尻込みをする女どもまで呼び集めます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...揉手(もみで)をし乍ら尻込みをして居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分の平次が事勿(ことなか)れ主義で尻込みをするかもわからないと思ったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんなことになるか解らない――」ガラッ八は日頃にもない尻込みをするのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は」お糸は物に脅(おび)えたやうに尻込みするばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつまでも尻込みをしていてもしようがない...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...近処の男達もみな尻込みして...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...尻込みする気かよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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