...彼女と尻目に振り返ってしまった...
...一瞬尻目で見たけど、すぐに戻した...
...彼に尻目で見られたのが気になって仕方がない...
...尻目で確認したけど、やはりそれは彼女だった...
...小さな子供が可愛くてつい尻目で見てしまった...
...かれは叔父を尻目(しりめ)にかけながら...
芥川龍之介 「本所両国」
...灯(ひ)の下にうつむいてきちんとすわっている妹を尻目(しりめ)にかけた...
有島武郎 「或る女」
...近づく警官を尻目にかけながら...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...祖先の苦勞を忘れて風流三昧に現(うつゝ)を拔かす當世武士を尻目にかけし...
高山樗牛 「瀧口入道」
...出の勝つ母親のだらしのない引き方を尻目にかけながら...
徳田秋声 「足迹」
...駒井能登守を尻目にかけるようにしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...群がる見物の驚き騒ぐを尻目にかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんだら※(ねえ)げよこしつちめえ」おつぎは小(ちひ)さな聲(こゑ)でいつて尻目(しりめ)に掛(か)けた...
長塚節 「土」
...あつぷとやる利助を尻目に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一寸お孃樣に御目に掛りたう御座いますが」慇懃(いんぎん)な平次を尻目に見て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三輪の萬七親分が變なことを言ふのを尻目に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...絶えず尻目に雪子の方を眺めて困つたものですなと言ふ計...
樋口一葉 「うつせみ」
...惡口(わるくち)の福(ふく)が何(なに)を言(い)ひ出(だ)すやらと尻目(しりめ)に眺(にら)めば...
樋口一葉 「われから」
...文さんは親思いだから母親さんの恋しいのもまた一倍サ」トお勢を尻目(しりめ)にかけてからみ文句で宛(あて)る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...烈しい憎悪と共にまざ/\と眼の前に浮ぶおゝ第十九路軍屈辱と飢餓の南京政府を蹴飛ばして下からの兵士の力で作り上げた×(4)衛軍狼狽する蒋介石を尻目にかけ...
槇村浩 「出征」
...お光を尻目にかけて)先生...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...太吉を尻目で見て...
森鴎外 「金貨」
...ハッと驚いて唇をふるわしている未亡人を尻目にかけた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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