...彼女と尻目に振り返ってしまった...
...一瞬尻目で見たけど、すぐに戻した...
...彼に尻目で見られたのが気になって仕方がない...
...尻目で確認したけど、やはりそれは彼女だった...
...小さな子供が可愛くてつい尻目で見てしまった...
...僕等の顔を尻目(しりめ)にかけながら...
芥川龍之介 「本所両国」
...まだ机の上をゴテゴテ取片づけているのを尻目(しりめ)にかけて...
江戸川乱歩 「接吻」
...それを尻目に、お絹はさっさと寝間へ入ってしまいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...シワルドもフラーと叫んで血の如き酒を啜りながら尻目にウィリアムを見る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...平次はそれを尻目に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あツ」驚き騷ぐ人々を尻目に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...右往左往する彌次馬を尻目に空地と三河屋と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は呆気(あっけ)に取られている下女を尻目に二階へ上がりましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...絶えず尻目に雪子の方を眺めて困つたものですなと言ふ計...
樋口一葉 「うつせみ」
...物(もの)いはゞ振切(ふりき)らんず袖(そで)がまへ嘲(あざけ)るやうな尻目遣(しりめづか)ひ口惜(くちを)しと見(み)るも心(こゝろ)の僻(ひが)みか召使(めしつか)ひの者(もの)出入(でいり)のもの指(ゆび)折(を)れば少(すくな)からぬ人數(にんず)ながら誰(た)れ一人(ひとり)として我(わ)れ相談(さうだん)の相手(あひて)にと名告(なのり)出(い)づるものなし...
樋口一葉 「別れ霜」
...闇太郎を尻目にかけるようにしながら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...太吉を尻目で見て...
森鴎外 「金貨」
...唖然となっている警官を尻目にかけながら...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...尻目にかけながら副院長は...
夢野久作 「一足お先に」
...居合わせた衆臣を尻目(しりめ)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...斬れたわ」どよめく見物人の喝采(かっさい)を尻目に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...腰を抜かしている亭主を尻目に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...今にあいつを尻目にかけて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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