...その尻っぺたにある赤いさし毛は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...朽葉のかけらを頭に土ぼこりを尻っぺたにこびりつけた菌(きのこ)が...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...尻っぺたを思いきり泥水で汚した...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...無理に亭主の尻っぺたのあたりに割り込んで...
橘外男 「雷嫌いの話」
...馬がかんざしを差したよろけながら荷をひく馬一斗も汗を流してただ宿命にひかれてゆく馬たづなに引かれてゆく馬時々白い溜息(ためいき)を吐いてみる誰もみるものはない時々激しい勢でいばりをたれ尻っぺたにむちが来る坂を登る駄馬いったいどこまで歩くのだ無意味に歩く何も考えようがない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...蛭が尻っぺたに吮(す)い附いて楽んでいるうちに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...徒歩でゆくと尻っぺたまで跳(はね)を上げる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あたしの亭主なら尻っぺたに痣(あざ)がある筈だ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...両手で尻っぺたを隠す...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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