...かの星は尻尾を引いて動いていって...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...三十人許りの級(クラス)のうち尻から二番で漸と及第した...
石川啄木 「二筋の血」
...お尻がふわりと浮きあがる気持だった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...巨大な桃尻(ももしり)がモクモクと揺れ...
江戸川乱歩 「影男」
...尻ふりダンス「モンマルトルの一夜」...
谷譲次 「踊る地平線」
...下襲の尻を簾の中へ押し込むのと一緒に...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...尻餅舂(つ)く様に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お尻の丸味を床几の上に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...シワルドもフラーと叫んで血の如き酒を啜りながら尻目にウィリアムを見る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...切出しを持って行ったのが大縮尻(しくじり)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「大縮尻(おおしくじり)だよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...尻から煙が出るほどふかしても請(う)け合ひ九十七八兩は殘る勘定だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...時々尻(しり)で押(お)しながら...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...尻込みしていると...
久生十蘭 「あなたも私も」
...小刻みに尻を左右に振り...
山川方夫 「あるドライブ」
...それからその尻を嗅(か)ぎ嗅ぎ毛唐の野郎がくっ付いて行って仕事を初める...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...東筑波の山火事は西吹く風にあふられてお山の上はめら/\と紅い煙がひろがつた草が燃えるか木が燃えるか晝はぼやけて見えねども日暮となれば一面の火の山火の峰まつかつかかはいや高い木の上に栗鼠は姿を見せてたが雉はけん/\子を置いて涙ほろ/\飛び立つた爪もはさみも花のよな小蟹は澤にかくれたが猿のお馬鹿さん逃げもせずお尻ちくりとやけどした『それで赤いのよ』『そう...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...彼の尻(しり)を焦(こ)がす...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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