...贋物が恐いと尻込みする人は...
會津八一 「支那の明器」
...尻尾(しつぽ)がおれに返事をしたぜ...
芥川龍之介 「動物園」
...こちらでポンプの手をゆるめた後までも飛ばツ尻を喰つてゐた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...尻尾(しつぽ)が出たら何とせう...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...蛇は尻尾(しっぽ)の切れた青く生(なま)なました傷痕(きずあと)を見せながら姿を消してしまった...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...三田尻まで乗り越して...
種田山頭火 「其中日記」
...作者が自分ですっかり目尻を下げているようなところがある...
寺田寅彦 「二科会その他」
...相変らず尻端(しりばし)ょりで...
徳永直 「冬枯れ」
...私も尻を端折りました...
夏目漱石 「行人」
...油紙(あぶらがみ)を父の尻(しり)の下に宛(あ)てがったりした...
夏目漱石 「こころ」
...尻を端折(はしょ)って...
夏目漱石 「それから」
...ぴんとたてた尻尾のさきから...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...相手は思わず尻込みしましたが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...それを手に取って読みかけるのを幸田は尻眼にかけ...
久生十蘭 「魔都」
...ドンと籐椅子に再び尻を落とした...
牧野信一 「眠い一日」
...じつと尻を落ちつけて...
水野葉舟 「香油」
...切身の尻尾の方は主婦がもらう...
宮本百合子 「幸福の建設」
...尻尾の長いのは怪しいのと...
柳田國男 「どら猫観察記」
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蝕まれた 厭倦 惚れて通えば千里も一里
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