...皆尤もな事ばかりである...
石川啄木 「農村の中等階級」
...一応尤もな議論である...
石川啄木 「弓町より」
...一応尤もな考えであるが...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...尤もなる次第なり...
大町桂月 「沖の小島」
...福子が腹を立てたのは至極尤もなのであるから...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...夫々尤もなのではあるが...
戸坂潤 「科学と科学の観念」
...この職業的利益擁護組織だという尤もな形を通して...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...至極尤もな常識であると云った方がいいかも知れない...
戸坂潤 「読書法」
...理屈から云えば尤もなんですよ...
豊島与志雄 「同胞」
...三人がこう聞くのも尤もな次第である...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...牧の在所(ありか)を突き止め――」「御尤もながら...
直木三十五 「南国太平記」
...そしてほんの目と鼻の近処へこしてきながら知らせもしずにゐた私に尤もな苦情をいつた...
中勘助 「きもの」
...成程それも尤もな次第で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それは至極尤もなことであつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...と尤もな話なので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あなたがあたしのお喋べりにお這入りになる氣がなさらない尤もな理由(わけ)がおありなのを忘れてゐました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...尤もな言葉であるから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...」(Prescott. op. cit. p. 430.)これはいかにも尤もな提案であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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