...一応尤もな議論である...
石川啄木 「弓町より」
...至極尤もなことに相違なかった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...又誤解する方が尤もな...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...「只今の仰せは至極御尤もながら...
薄田泣菫 「茶話」
...それは主権者の生命を指の間に預かる者だからと云う至極尤もな理由に依る...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...そしてかかるものが他の何物でもなくむしろ自己のかたどりを私のうちへ送り込むと私が判斷するといふことよりも尤もなことはないのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...色々と尤もな形のナンセンスとなって現われるだろう...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...夫は至極尤もなことである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...互に娯楽の尤もなるものであつた...
夏目漱石 「それから」
...娘のお夏と一日も早く一緒にしてくれ――と申すのぢや」「尤もなことで」「その孫八の紙入が今朝庭に落ちてゐたと言ふ者があるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「尤もなことぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤もな言い分だから...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...至御尤もな考えから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それは至極尤もなことであつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...と尤もな話なので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それも尤もなことだつたのである...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「夢」
...これは尤もなことである...
横光利一 「新感覚論」
...それも尤もな気がするのである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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