...尤もこれは僕ばかりではない...
芥川龍之介 「谷崎潤一郎氏」
...尤も若い女は大抵新らしい教育を受けてるから...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...1523.彼の言ひ分にも何處か尤もな點があるにちがひない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...あれこれ尤(もっと)もらしいことを言うので...
太宰治 「如是我聞」
...尤もその萌芽は恐らく遠くルネサンス期に於けるイタリアの自然哲学の内に植えられているであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...尤もガリレイの実験(重力に関する諸測定)が実は予め大体に於ける重力法則の観念を想定して行なわれたもので...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...尤も諸文化形態が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...尤も菊池寛式に経済上生計上の理由から...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...尤書籍に變化が無いとか...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...尤も両児は屍のまま一坪の墓地へ埋めたのであるが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...御尤(ごもっと)モダガ御身ノ上ヲ慎シメト云ウカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「尤もな疑ひだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も佐原屋の内部の細々したことや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も彌之助さんはお富さんに夢中で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も此ういふ客を前にすると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それ迄もないと思うたけに見なんだが……」「……いかにも……御尤(ごもっと)も様で...
夢野久作 「斬られたさに」
...そこから私はそんな印象を受けた――尤も...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...尤も大した用事なら格別だが...
若松賤子 「黄金機会」
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