...尤(もっと)もな次第である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...かの女としてはまことに尤もであつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...尤(もっと)も僕は...
海野十三 「地球盗難」
...尤(もつと)も大隈伯にでも頼んだら...
薄田泣菫 「茶話」
...尤も甘心すと雖も...
太宰治 「右大臣実朝」
...尤も毎日とはいいましても...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...何とでも学究的に又詩人的に描き出され得るのも尤もだろう...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...――一應その三人が怪しいと思ふのは尤もだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も旦那がお申付けで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も眞物(ほんもの)の遺言状を拔いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勸進元の山の宿の喜三郎も膽(きも)をつぶして居たくらゐだから」「その小判を拾つたのは誰だえ」「馬鹿の宇八で」「成程」「尤も馬鹿の宇八は一と月經たないうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も、それから直ぐ飛島山(あすかやま)の花見で、戀患(わづら)ひでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤(もっと)も伊左衛門っていう柄じゃなかったってね...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...誰道名優伎絶倫先生遊戯事尤新春風五十独醒客却作梨園一酔人と云(い)う詩が出来ました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...尤も私が始めてその市のことを知ったのは...
柳宗悦 「京都の朝市」
...これは至極尤(もっと)もな話であります...
夢野久作 「鼻の表現」
...失うてしまわなければなりません』『ご尤です...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...尤も、種族の中心地を移動した先は大陸棚の海底だったのだが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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