...和尚は身のまわりに何一つ物らしい物を蓄えないで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...それから小光は顏を上げて三味線の調子を合せながらも尚時々三藏の方に流眄(ながしめ)をくれる...
高濱虚子 「俳諧師」
...尚更、職場を大切にしなければならない...
武田麟太郎 「現代詩」
...尚ほ且つ之を蔽ふ爲めに...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...尚(なお)又、風の勢も強かったには違いないが、たまたま泊っていた渋谷の家が安普請(やすぶしん)であったことが、その勢を五倍にも十倍にも感じさせたのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...円通寺、良寛和尚...
種田山頭火 「旅日記」
...和尚は先へ進んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...尚じつと見つめて居るとぽちつと白いのが段々自分へ逼(せま)つて來るやうに思はれる...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...尚この上この點に關して爭ふならば...
萩原朔太郎 「青猫」
...仏蘭西巴里はゲラン会社製の「花の夢(レエヴドフルウル)」というが如き高尚なる香水で扮飾した優なる毬栗頭であって...
久生十蘭 「魔都」
...其でも尚だ邸町の娘の風は脱(ぬ)けなかツた...
三島霜川 「昔の女」
...四月の九日に尚侍の長女は院の後宮へはいることになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大徳寺の方では和尚一向にそんな覚えがないとある...
柳田国男 「山の人生」
...尚、花簪の所有者は目下の処不明なるも、その儘、山高帽子と共に付近派出所を経て警察署に届出たので、警察にては緊張しおりし折柄とて棄置難しとなし、時を移さず同教会に出張し、参集者の出入を禁じて、厳重なる調査を遂げたるに、同教会、礼拝堂の内部に怪しむべき点一か所もなく、同日、同礼拝堂に一番最初に(九時頃)入来りたる信者某女も、最初より祭壇の扉に接近したる者を認めなかったと言うので、手を空しくして引上げた...
夢野久作 「少女地獄」
...尚このほかに名前のわからぬので凄いのが多い...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...――実は、和尚鉄が、これを打ち明けて、あなたに頼むのも、何うやら今度は御処刑(おしおき)も獄門(ごくもん)と極りそうなんで』『ム、軽くてもまあ、その辺だろうな』『するともう二度と、この娑婆(しゃば)にゃあ戻れません...
吉川英治 「魚紋」
...元興寺(がんこうじ)の慈法(じほう)和尚は堕落僧でございましょうか...
吉川英治 「親鸞」
...筒鳥は尚ほ頻りに啼く...
若山牧水 「比叡山」
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