...尚更(なほさら)強いのである……」ラケツトを握る指を切断した後(のち)...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...宋時に至つて尚(なほ)之を沿用す...
芥川龍之介 「念仁波念遠入礼帖」
...和尚は黙々としてその包を開けてみた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...尚一事の補う可きものあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...尚一個の根本的差異と云う可きは...
高木敏雄 「比較神話学」
...夕ちかく俊和尚は知らせの通り来庵...
種田山頭火 「其中日記」
...私が手出をしない方が、彼等哀れな人々にとって、尚、何等かの役に立ち得るかも知れぬのだ...
中島敦 「光と風と夢」
...住職の冷嚴和尚は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなことを云つても西岡は耳をも借さず、尚もワツシヨイ、ワツシヨイなどゝ云ひながらだんだんに速度を増して居た...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...南泉寺の和尚さまのお給仕たあ...
正岡容 「小説 圓朝」
...尚幾分かは或る女性が...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...四月の九日に尚侍の長女は院の後宮へはいることになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...光尚のいる松野の屋敷の前まで引き上げて...
森鴎外 「阿部一族」
...名は尚質(しょうしつ)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...併しその折の私の事情には尚も高過ぎたのである...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...清見(せいけん)寺の和尚様が見えました時に...
夢野久作 「斬られたさに」
...花園の妙心寺の愚堂和尚に」幸村が訊くと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかし白状しても和尚さんはそれを信用しなかった...
和辻哲郎 「夢」
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