...花瓶の尖頭部分が壊れた...
...この植物は尖頭の葉を持っている...
...彼女は尖頭な発言をして、周りをあっと驚かせた...
...尖頭な鼻の形をしたタイ人に会った...
...彼らの議論は尖頭になって、結果として意見が分かれた...
...燃えさかった尖頭(きっさき)は下腹部まで届いた...
有島武郎 「クララの出家」
...地藏、黒檜の二山、相對して湖を壓し、鈴ヶ嶽は、やゝ離れて、尖頭をあらはす...
大町桂月 「赤城山」
...それは、尖頭を先にして、可哀そうなトムの背中の真中のちょうど両肩の間に、恐しい勢でぶっつかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...藺(い)のツンツン生えてゐるその尖頭に黒いヤンマが留つてゐて...
田山録弥 「ある日の印旛沼」
...尖頭を外にして塀や垣や柵壁などの上に打ちつける釘状のもの...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...裾山は春のようにかすみながら、天は深々と澄んで、その間に富士は申さず、白峯三山、悪沢、赤石、聖などの尖頭が、あざやかに白光を放っていた...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それは尖頭の反対側...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...その尖頭で互にくっつき合ったような形となることがある...
中谷宇吉郎 「雪」
...即ち尖頭より石突に至るまでの長さ十二フィスト(即ち我国でいわば十二束)の槍を...
穂積陳重 「法窓夜話」
...其処からはビルヂングの尖頭が見えてゐる...
牧野信一 「階段」
...民衆を愛したドイツ人があった……そして帝国主義の尖頭で詩才をすりへらしてしまったある日本の...
槇村浩 「長詩」
...三本の尖頭(とげ)ある黄金の輪を頭に載せ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「かなしき女王」
...「尖頭(さき)斜に削ぎて采配の代りに持たれ...
正岡容 「小説 圓朝」
...高さは屋葢の尖頭部が十三四尺...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...――雪に輝く尖頭と氷に埋められた溪谷と...
吉江喬松 「山岳美觀」
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