...これはつんと尖った鼻の先へ...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...尖った鼻、恐しく神経質らしい凄い眼、その陰鬱な物悲しそうな表情をじっと見詰めていると、何となく私まで引き入れられて、心が寒くなるような人柄だった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...その結論は先の尖った靴をはいた男が...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...とりわけつま先の尖った靴のものであった...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...尖った靴だけが歩き回っていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...尖った三角ナイフが光っていた...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...尖った三角の帽子……チヨ子は...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...或る尖った石塊には...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...東北の方広々とした平野の彼方にはアントワープの旧教寺院の尖った塔が...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...上層雲を形成するものは頭の尖った即ち角錐のついた六角柱の氷晶であって...
中谷宇吉郎 「雪」
...ミンチン先生の尖った声を聞くと...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...口もとの尖ったのが赤裸に菰を纒っているのは...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...あたかも尖った物で強打されたようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...尖った帽子をかぶり...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...尖った緑の珠のような点々がこまかいあみめとなってよりあって...
「朝の風」
...きかぬ気な尖った鼻を見つめていたが...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...尖った肩でせいせいいうのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それはたくさんの針のように尖った屋根が...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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