...チョビ髭の尖った頤との一対の対面は世にも見事であったろう...
青柳喜兵衛 「夢の如く出現した彼」
...私はあんなに神経の尖った人を今まで見たことがありません...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...先の尖った小さい靴で...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...つま先の尖った足跡はまっすぐ超えていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...凹んだ眼と尖った鼻とのあたりに漂ってる異国人めいた風貌...
豊島与志雄 「常識」
...或る尖った石塊には...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...ここで言うのは、初期にはフリント石(火打石)、とげ、木材の破片、貝殻、魚の骨、尖った骨、歯、角、などなど、である...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...そこで外科医二十名が立会のうえで、あなたを地面に寝かせ、あなたの眼球に、鋭く尖った矢を、何本も射込む手筈(てはず)になっています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ミストラル気味の寒い尖った風が...
久生十蘭 「予言」
...「これで――」と彼は尖った咽喉(のど)ぼとけをぎくんと動かして「きまりましたぞ」と云った...
本庄陸男 「石狩川」
...その尖った尾を敵手の肛門に挿し入れてこれを殺す...
南方熊楠 「十二支考」
...岩から黒い細長いさきの尖ったくるみの実のやうなものをひろひました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...あの鳥捕りの広いせなかも尖った帽子も見えませんでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...丸い顔を尖った小さい顔にしてとび出したら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お前のその尖った爪程...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...色の青じろい肩の尖った姿を...
吉川英治 「親鸞」
...傴僂(せむし)のように尖った老僧の背(せな)は後ろを向けたままで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...次いで万次郎岳の尖った頂きなどを見廻しながら...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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