...この莢は長く尖っていて垂れ下がっており...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...肩がしなやかに袂の尖(さき)...
泉鏡花 「縁結び」
...手なる鉛筆の尖(さき)を嘗(な)めて...
泉鏡花 「海城発電」
...尖(とが)った嘴(くちばし)は...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...頭部は砲弾のように尖(とが)り...
海野十三 「月世界探険記」
...背景に聖メリーの尖塔がくっきり青空にそびえているのである...
妹尾韶夫 「「ザイルの三人」訳者あとがき」
...尖(とん)がった新造(しんぞ)の声かと思って...
徳田秋声 「爛」
...親分」八五郎は口を尖らせます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頭の端尖から尾の先まで四五―五七ミリメートルで...
南方熊楠 「十二支考」
...先端を尖らした杉丸太を嵌(は)め...
山本周五郎 「さぶ」
...彼は宿禰の胸へその剣の尖(さき)をさし向けると彼らにいった...
横光利一 「日輪」
...理髮師の手でさき尖りに刈られてあつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...その切ッ尖(さき)を交わすこともならなかったのですが...
吉川英治 「江戸三国志」
...槍尖(そうせん)の電光...
吉川英治 「新・水滸伝」
...光の窓みたいに尖(とが)っていた...
吉川英治 「親鸞」
...そんな誘いの剣尖(けんせん)につり込まれたらよい見世物である...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...グタッと襟骨(えりぼね)を尖(とが)らせて垂れている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...だが――老人は、その切ッ尖を、ついと、交わしてしまったのである...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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