...煙出しや教会の尖塔の無いこと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鋤の尖に何か固いものがぶつかった...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...雲までとどかせるつもりの方尖碑(オベリスク)の巌畳(がんじょう)な礎(いしずえ)でもあるかのような観を呈した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...罵詈は批評の尖つたものではないか...
田山録弥 「批評」
...肺尖加答児(カタル)を病んだこともあるそうだった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...耳の尖端に生えている白毛...
中島敦 「虎狩」
...矛盾の尖端(せんたん)としては...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...我とわが胸に切(き)っ尖(さき)を当てるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...想像以上に尖鋭(せんえい)になつてゐた時でもあつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――その光景には何か気ちがいめいた趣きがあった――さらに塔の尖端はバルコニー風になっていて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...いまいましげに尖っているからである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...尖(とが)った眼つきで隼人を睨んだ...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...爪尖(つまさき)で歩くようにさえ聞えた...
山本周五郎 「つばくろ」
...尖った肩を前跼(まえかが)みにして...
山本周五郎 「めおと蝶」
...スバラシイ尖端(せんたん)的なところまで発達を遂げているんです...
夢野久作 「狂人は笑う」
...口を尖(と)んがらした...
夢野久作 「衝突心理」
...金右衛門は苦(にが)ッぽく尖(とが)りました...
吉川英治 「江戸三国志」
...切(き)ッ尖(さき)の行き所は見事に狂っていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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