...青銅の火箸とか云う先の尖(とが)った物を見ても...
芥川龍之介 「忠義」
...服裝(ふくそう)につけてゐた金屬(きんぞく)の各尖端(かくせんたん)から電光(でんこう)を發(はつ)したことも經驗(けいけん)せられてゐる...
今村明恒 「火山の話」
...立山の主峰が尖んがった輪廓を見せていた...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...ぴかぴか光る尖瑞(せんたん)を間近く鼻先へ寄せながら云った...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...メスの様な其筆尖(ふでさき)が唯恐ろしかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」私は眉をしかめ口を尖らしてやった...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...お内儀さんが知らないとおっしゃるものを仕方がないじゃないか」小僧は口を尖(とが)らします...
中里介山 「大菩薩峠」
...刃(やいば)のように尖鋭(せんえい)になりきって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下が岬のように尖り...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...『なんてじれったいんでしょう!』パンドーラは唇を尖がらして叫びました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...足の尖(さき)つめたければ湯婆(たんぽ)に湯を入れしむ...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...その鋭尖(えいせん)さを...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...昨日あの変な鼻の尖(とが)った人の上(のぼ)って行った崖(がけ)の下の...
宮沢賢治 「さいかち淵」
...肺尖という診たてはあやまりだそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鋭く尖(とが)ってはっきり見える...
山本周五郎 「桑の木物語」
...槍ヶ岳の尖頂は雲を突裂いて立つてゐる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...かれは時潮の尖端(せんたん)に出...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうなるものか」痩せ尖(とが)った肩を大きくふるわせ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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