...少許の塩を加えると味が良くなる...
...料理に少許のカレー粉を加えると、香りが良くなる...
...少許の山葵をつけて食べると美味しい...
...切り干し大根を少許加えると、味がしみ込んで美味しい...
...少許の砂糖を加えると、苦みが和らいで美味しい...
...それから少許(すこし)行くと...
石川啄木 「葬列」
...少許(すこし)調査物(しらべもの)があるからと云つて話好の伯母さんを避け...
石川啄木 「葬列」
...少許(すこし)調査物(しらべもの)があるからと云つて話好の伯母さんを避け...
石川啄木 「葬列」
...最後の三等車に少許(すこし)の空席(すき)を見付けて乗込むと...
石川啄木 「鳥影」
...『モ少許(すこし)真摯(まじめ)に考へて見ませう……若し那(あ)の際...
石川啄木 「鳥影」
...樺火は少許(すこし)頽(すた)れた...
石川啄木 「鳥影」
...たゞ少許(すこし)……』俄かに見物が笑ひどよめく...
石川啄木 「鳥影」
...少許(すこし)下向いた其顔は不愉快に堪へぬと言つた様に曇つた...
石川啄木 「鳥影」
...少許(すこし)持つてつて貰ひてえ物が有るがな...
石川啄木 「天鵞絨」
...『だら怎したゞよ? 俺ア此頃少許(すこし)急しくて四日許り来ねえでたのを...
石川啄木 「天鵞絨」
...彼はいくらか口にあひさうなものを少許り買つて帰つて来た...
徳田秋聲 「老苦」
...私は個人的に少許(すこし)の出金を気まぐれに続けたばかりで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...行くこと少許にして右方に聳ゆるもの...
長塚節 「草津行」
...少許にして登口あり...
長塚節 「草津行」
...少許(すこし)のことを「じゃっかん」と言い...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...すると私は自分の懐中に少許りの小遣銭が残つて居るのを思出しました...
平出修 「逆徒」
...彼等が少許(すこしばかり)も動かされた樣子が無いのを見た時...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...鹽扱ふに必ず先づ左肩上に少許の鹽を撒過す(M. R. Cox,‘An Introduction to Folk-lore, 1895, p. 10)...
南方熊楠 「鹽に關する迷信」
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