...少許の塩を加えると味が良くなる...
...料理に少許のカレー粉を加えると、香りが良くなる...
...少許の山葵をつけて食べると美味しい...
...切り干し大根を少許加えると、味がしみ込んで美味しい...
...少許の砂糖を加えると、苦みが和らいで美味しい...
...少許(すこしばかり)の田と家屋敷が殘つて居た丈けであつた...
石川啄木 「雲は天才である」
...『此頃は少許(すこし)生えかかつて來たやうだ...
石川啄木 「散文詩」
...生き甲斐のない顔色(かほ)が少許色ばんで...
石川啄木 「赤痢」
...それから少許(すこし)行くと...
石川啄木 「葬列」
...ヂリ/\と少許(すこし)づつ少許づつ退歩(あとしざり)をする...
石川啄木 「葬列」
...身体さへ少許(すこし)捩向けて...
石川啄木 「葬列」
...最後の三等車に少許(すこし)の空席(すき)を見付けて乗込むと...
石川啄木 「鳥影」
...男は少許(すこし)離れて鋼線(はりがね)の欄干に靠(もた)れた...
石川啄木 「鳥影」
...樺火は少許(すこし)頽(すた)れた...
石川啄木 「鳥影」
...男は少許(すこし)狼狽(うろた)へた...
石川啄木 「天鵞絨」
...少許(すこし)は無理な事までして外見(みえ)を飾つたのであるが...
石川啄木 「天鵞絨」
...少許の遺篇断片とを伝うるのみにして...
高木敏雄 「比較神話学」
...兩伯に關する少許の智識を語らむとす...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...少許にして登口あり...
長塚節 「草津行」
...我らは働きて少許の賃銀を得...
西村陽吉 「遥かなる憧憬」
...犯罪の中でも多少許し得るものもある...
野村胡堂 「最近の犯罪の傾向に就て」
...夢が覚めてから少許はただ爽やかな気持で居たが...
原民喜 「淡雪」
...すると私は自分の懐中に少許りの小遣銭が残つて居るのを思出しました...
平出修 「逆徒」
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