...少弐は単語として存在しますが、熟語ではありません...
...寛文二年板『為愚痴(いぐち)物語』六に秀吉公の時、千石少弐なる人、「万(よろず)の道にさし出で、人も許さぬ公儀才覚立てして差してもなき事をも事あり顔にもてなし、親しき朋友と寄り合い打ち頷(うなず)き呟(つぶや)きなどする事を好めり、さればその頃世人のさようの振る舞いする人をば千石少弐を略して千少もの、千少事などいいて上下笑い草となせり、それを今の代までも言い伝えたり、昔より言い伝えたる詞(ことば)に、文字にも当らず義理にもあらず、何とも知れざる詞多し、皆この類にてやあらまし、また僭上は古き字なり」と記す...
南方熊楠 「十二支考」
...乳母(めのと)の良人(おっと)が九州の少弐(しょうに)に任ぜられたので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少弐は任期が満ちた時に出京しようと思ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この少弐(しょうに)一家のいる所は肥前の国なのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少弐の人たちは恐ろしく思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また自身も親しくなった少弐家の次男とつれ立って訪(たず)ねて来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「お亡(かく)れになった少弐は人情味のたっぷりとあるりっぱなお役人でしたからぜひ御懇親を願いたいと思いながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少弐(しょうに)大友等三千の大軍を一戦に蹴散(けち)らかさんと...
夢野久作 「近世快人伝」
...大宰の少弐妙恵入道の死を公然にしたら...
吉川英治 「私本太平記」
...菊池党と結んだ少弐...
吉川英治 「私本太平記」
...それに少弐頼尚(よりひさ)...
吉川英治 「私本太平記」
...少弐頼尚(よりひさ)の意見をきき...
吉川英治 「私本太平記」
...少弐頼尚(よりひさ)...
吉川英治 「私本太平記」
...少弐(しょうに)貞経(妙恵(みょうけい))も...
吉川英治 「私本太平記」
...先陣をゆく少弐頼尚の...
吉川英治 「私本太平記」
...少弐頼尚(しょうによりひさ)の一軍は...
吉川英治 「私本太平記」
...少弐頼尚(よりひさ)の浜の手隊や...
吉川英治 「私本太平記」
...竜造寺隆信は肥前の少弐氏の部下であったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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