...僕の疑いは多少安心な方で...
岩野泡鳴 「耽溺」
...さびしい暗い町を歩くには多少安心であつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...天仙なお人の年少を惜む年少安(いずくん)ぞ能く仙を慕わざらん一語三生縁已に定まる錦片をして当前に失わしむること莫(なか)れ世高はその詩を施十娘の店へ持って往った...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...とに角国民の生活に多少安定を与えるための予算が計上されることは大いに結構だが...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...政党や国民の大多数は多少安心したようなわけである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...叔母に会うと多少安心した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また多少安心をする気にもなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...多少安心の色が見えたのを...
夏目漱石 「門」
...皆やさしいもの堅さうな男達ばかりだつたので私は多少安心した...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
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