...野菜気(やさいけ)の少ない物ばかりをむさぼり食べたので...
有島武郎 「或る女」
...ところが利子も払い元金も返してなお利益のある仕事というものはきわめて少ない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...すなわち m = 1 で統計価値があまりに少ないから...
寺田寅彦 「火山の名について」
...表面に現われた財産も少ないものではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...手れん手くだというようなものが少ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...本当に英学の出来る学者というのが少ないんでしてな...
中里介山 「大菩薩峠」
...新短歌が民族詩歌の発展に寄与する所は少ないであらう...
中原中也 「新短歌に就いて」
...コロラドは雪は少ないが土地が凍るので...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...しくじる率も少ないし...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...炎熱や瘴気(しょうき)の苦しみを受けることが少ないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人気少ない宮殿などは殊に鼠害が甚だしかっただろう...
南方熊楠 「十二支考」
...(c)純粋で充実した生活の模範というものはきわめて少ない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少ない水と強い火でいったん煮て乾すからまたニボシともいうのである...
柳田國男 「食料名彙」
...それからとある人通りの少ない横路地へ這入りました...
夢野久作 「白髪小僧」
...スリや強奪が少ない...
吉川英治 「折々の記」
...物の用に立つものが少ないと宣(のたも)うた...
吉川英治 「三国志」
...少ないとて、あなどれない...
吉川英治 「私本太平記」
...この一勢は少ないが...
吉川英治 「私本太平記」
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