...真に茶を楽む人の少ないは実に残念でならぬ...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...最も多く裏切られる時代にあつてはこの思想を充分に理解する人は恐らく少ないであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...この数のあまり多いのやあまり少ないのはどうも口調があまりよくないらしく思われる...
寺田寅彦 「歌の口調」
...他の景物を配することなしに單に此等の天文の季題そのものを諷詠し敍述したものは比較的に少數で佳句は猶更少ないといふことである...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...それを自慢する江戸子は少ないようである...
寺田寅彦 「夕凪と夕風」
...その少ない本の大部分も店頭であり振れたものや...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その出版書籍の口数は決して他の種類の出版業者に較べて少ないとは云われないようだ...
戸坂潤 「読書法」
...ことに漁(りょう)が少ない時なんかは...
豊島与志雄 「正覚坊」
...結晶の美しさとその種類の豊富さという点ではおそらく世界にも類例が少ないように思われる...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...およびそれよりは少ない数の鉱物を試みさせた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...材料が少ないので一流の空想を築きあげやうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...決して少ない筈はなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雷鳴を好きだといふ旋毛曲(つむじまが)りも少ないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おれは海の上でなぜこんなに少ないのだろう...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...自然本当の蕎麦粉は非常に少ないものになっています...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...見る物も聞く物も少ないゆえちょっとしたことも大層面白く思われるもので,母があのように賞めちぎる娘...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...民主政には一つも欠点がないなどといった者は少ない...
矢部貞治 「政治学入門」
...御家族も少ないというし...
山本周五郎 「めおと蝶」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??