...わたしは小鼻が曲がっていて、コンプレックスです...
...このメガネは小鼻にフィットするように調整できます...
...彼女は小鼻の下に陥没瘢痕があるため、コンシーラーを使います...
...風邪を引いて、小鼻が詰まっているような感じがします...
...鼻毛を取り過ぎると、小鼻が荒れてしまうことがあります...
...整った呼吸が軽く小鼻を震わして流れた...
有島武郎 「或る女」
...月に小鼻を照らされた流しの按摩が...
泉鏡花 「歌行燈」
...うちの寶兒は何の病いでしょう」「この子は身体の内部が焦げて塞がっている」「構いますまいか」「まず二服ほど飲めばなおる」「この子は息苦しそうで小鼻が動いていますが」「それや火が金(かね)に尅(こく)したんだ」何小仙は皆まで言わずに目を閉じたので...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...特徴のある小鼻を左右から拇指(おやゆび)と人指し指とで摘んでスーッと先の方へ引張った...
海野十三 「深夜の市長」
...小鼻の脇に、綺麗(きれい)な脂(あぶら)の玉が光って、それを吹き出した毛穴共が、まるで洞穴(ほらあな)の様に、いとも艶(なまめか)しく息づいていた...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...決して小鼻の横に脂肪の浮くということはございません...
谷譲次 「踊る地平線」
...鼻や小鼻の曲線のあるデリケートな抑揚をつかまえて...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...小鼻(こばな)に疵痕(きずあと)の白く光った三十未満の男...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...小鼻がふくれ先が太い短い鼻...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小鼻を脹らましてすーっと引く弱い呼吸になったりした...
豊島与志雄 「二つの途」
...小鼻をふくらまし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...八五郎は小鼻を膨(ふく)らませて聽き入りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眉の跡も新鮮な青さを失つて、落ちた小鼻、苦悶に歪(ゆが)んだ唇、眼は半眼に釣つて、生きて居る時の魅力が、磨き拔かれ、作り出された美しさであつただけに、意志を喪(うしな)つた死面(デスマスク)の凄まじさは、まことに譬(たと)へやうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小鼻の脇に、かなり大きい黒子があつて」女房のお靜は、たまり兼ねて隣りの部屋から聲をかけるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
萩原朔太郎 「短歌」
...小鼻に白い膏の浮いた汗つぽい肌が...
林芙美子 「瀑布」
...ただ小鼻がひとりぴこぴこ動いてゐた...
横光利一 「マルクスの審判」
...そして小次郎の前で小鼻をクンクン鳴らし...
吉川英治 「平の将門」
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