...「この列車、小駅には止まらないんだよね...
...「小駅って、のどかでいいね...
...「小駅のホームで待ち合わせしよう...
...「小駅って、なんか懐かしい感じがする...
...「小駅で降りたとき、そこからどうやって行けばいいのかな?」...
...折から汽車が山の小駅を通過すると...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...スリュジャンカ――小駅...
谷譲次 「踊る地平線」
...山間の小駅も廃墟のような田舎町も...
谷譲次 「踊る地平線」
...林帯小駅に近く、線路工事の小屋がけの点々として落日にきらめくあり...
谷譲次 「踊る地平線」
...厳木(きうらぎと読む)は山間の小駅だが...
種田山頭火 「行乞記」
...名前だけで想像していたこの渡し場は武蔵野(むさしの)の尾花の末を流れる川の岸のさびしい物哀れな小駅であったが...
寺田寅彦 「写生紀行」
...アルトルフとゲシェーネンとの間の小駅に降りた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この小さな山間の小駅が人を以て溢(あふ)れるという景気になってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...中井の駅をまるで露西亜(ロシア)の小駅のようだと云ったが...
林芙美子 「落合町山川記」
...小駅で、発車を知らせるのに小さい鐘を鳴らしてゐました...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...ある小駅につづく露次では...
原民喜 「秋日記」
...駅の黒い柵の裏から直ぐ荒漠とした原野が連っている物音もせぬ小駅が白岡であった...
宮本百合子 「一隅」
...――(田舎の小駅を囲んだ小さい町並みの感じ)――やがて町並を出はずれて...
三好十郎 「樹氷」
...秋田から横手に繋(つな)がる線路の中頃に神宮寺(じんぐうじ)という小駅がある...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...沿線の小駅は石のやうに黙殺された...
横光利一 「頭ならびに腹」
...移住漢民僅かに四十戸の小駅であつたが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...梅雨照りや煤(すゝ)いと古き駅の汽車そんな小駅が幾つも窓外を過ぎ去ってゆく...
吉川英治 「随筆 新平家」
...なだらかな青葉の林に囲繞された淋しい大宝の小駅...
若杉鳥子 「旧師の家」
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