...いったい何処へ行っていた?」すると死んだ魚のような目をした老坑夫は、声を出すたびに腹の皮へ大きな横皺を寄せながら、「それは、小頭さんに、訊いて下さい」と云った...
大阪圭吉 「坑鬼」
...それからどこへ連れて行ったんだい?」「この親爺」と小頭は笑いながら答えた...
大阪圭吉 「坑鬼」
...遂に小頭組合を結成せる玉井金五郎君に...
火野葦平 「花と龍」
...二月二十五日――聯合組小頭...
火野葦平 「花と龍」
...「頼ミマス」「小頭全体デキメタモントイウナラ...
火野葦平 「花と龍」
...列席していた共働組の小頭...
火野葦平 「花と龍」
...いや、共働組の小頭も、仲仕も、わたしたちと同調したいと思っている者が大部分なのに、あなたが脅迫して、裏切らせるのです...
火野葦平 「花と龍」
...小頭の子が小役人と為れば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...小頭(こがしら)の与力二人には平与力(ひらよりき)蒲生熊次郎(がまふくまじらう)...
森鴎外 「大塩平八郎」
...小頭たちは栄二のことをぶしゅうと呼んだ...
山本周五郎 「さぶ」
...若い才次が小頭で...
山本周五郎 「さぶ」
...「杭はあと五本だ」と小頭の伝七は云った...
山本周五郎 「さぶ」
...かようだけはかよってみるほうがいいと思いますがね」「与平さんはそれでもよかろうがね」と小頭(こがしら)の倉太が云った...
山本周五郎 「さぶ」
...ときたま小頭の伝七と与平とで...
山本周五郎 「さぶ」
...侍小頭の室木斎八と物頭の今津源太夫のふたりが...
吉川英治 「黒田如水」
...小頭から竹箆(たけべら)一本ずつ渡されて...
吉川英治 「醤油仏」
...四足軽三十人持の小頭(こがしら)といっては...
吉川英治 「日本名婦伝」
...小頭(こがしら)がいて...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??