...そこで税関前の小門から...
海野十三 「軍用鼠」
...犯人がこの小門を出て行く前に...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(をど)の阿波岐(あはぎ)原二に到りまして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(おど)のアハギ原(はら)においでになつて禊(みそぎ)をなさいました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...生れてから朝鮮京城の西小門というゴミゴミした町に育ち...
田中英光 「箱根の山」
...小門清楚(せいそ)...
寺田寅彦 「半日ある記」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...うなじりの小門にまつれる...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...志摩の國より熊野へわたる船にのりてよめる加布良古の三崎の小門をすぎくれば志摩の浦囘に浪立ち騒ぐ麥崎のあられ松原そがひみにきの國やまに船はへむかふ十日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...庭の小門の傍(そば)にゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼も私も原から小門へかけての坂徑(さかみち)の方に背を向けてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...馬車は小門の前で留つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...すぐその小門から中へと這入つて行つた...
村山槐多 「殺人行者」
...ゆうべの木戸の小門だけが...
吉川英治 「大岡越前」
...「燈火(あかり)がついてからといえば、まだそう遠くへは走っていないぞ」「追え、追打ちに」敵の弱身を測(はか)って急に奮(ふる)いだした武者ぶるいが、小門、裏門をどっと押して、外へ散らかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...曲者は古い礼拝堂の方へ走って土塀の間にある小門(こもん)の蔭に消えてしまった...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...小門から庭へ忍び込んだ...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...四人は忍びながら林の中を通りすぎて例の叢の小門(しょうもん)に近づいた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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