...紙入の中には小遣いの紙幣(しへい)まで入れてくれましたから...
芥川龍之介 「妖婆」
...私は仕方がないので母親に貰(もら)ったお小遣いをふんぱつして...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...主人に小遣いを持たせず...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...お母様のところへ行ってお小遣い頂戴なんて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...もしまたあんたはんがお小遣いでもお入用どしたら私の手を経て姉さんの方からどうともしますよって...
近松秋江 「霜凍る宵」
...お庄の手に小遣いを掴(つか)ませたり...
徳田秋声 「足迹」
...時々小遣い帳を拡げて拙(まず)い字でいろいろの出銭を書きつけた...
徳田秋声 「足迹」
...そして私はお小遣いを少しあげようかと云ったけれどお島はどうしてもそれを受取らなかった...
豊島与志雄 「運命のままに」
...ただおやじが小遣いをくれないには閉口した...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...十六の子に百円の小遣いをもたせて...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...私の三銭の小遣いは双児美人の豆本とか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...お小遣いをやって喜ばせることもできたのに...
久生十蘭 「キャラコさん」
...お前さん春のお小遣いないンでしょ...
正岡容 「圓太郎馬車」
...それにも某(なにがし)かの小遣いをとられた...
正岡容 「小説 圓朝」
...小遣いも豊富に遣えれば...
正岡容 「小説 圓朝」
...M子さんが小遣いも入用なので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今もおきえさんから小遣いを貰ったといって自分へみせにきた飯尾さんを前にしても...
矢田津世子 「父」
...小遣いを貢いだりする道理があるかい」「だって相手は七つもとし上だぜ」「もったいないことを云うなよ」木内は湯呑茶碗の酒を啜った...
山本周五郎 「へちまの木」
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