...ほんの小謡ひの幾番と「猩々」...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...そんな小謡(こうたい)は父が汗を出して習うより早く...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...橋弁慶の小謡(こうたい)を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...小謡(こうたい)のさびたこえが聞えて来た...
山本周五郎 「日本婦道記」
...謡曲家の勅題小謡...
山本笑月 「明治世相百話」
...それぞれめでたい文句の小謡を新作して節付けしたのを門中へ頒(わか)つ...
山本笑月 「明治世相百話」
...いよいよ大得意になって習い立ての小謡を謡った...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...初めて小謡を習いに行くと...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それから墨を磨って表紙に「小謡」と書いて...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...翁が書いてくれた小謡本には略字や変体仮名が多いので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...そんな風であったから筆者は小謡とか仕舞とか囃子とかいうものが存在している事をかなり後まで知らずに過ごした...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...長い翁の顔が小田原提灯を畳んだようになるのを小謡組の少年連が不思議そうに見上げていると...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ただ旧門下で小謡組であった佐藤文次郎氏が毎年忌日忌日に参詣するほか...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ただ小謡(こうたい)よりも節(ふし)が勝手で気楽じゃまで……」「恐れ入りまする...
夢野久作 「名娼満月」
...小謡いがまだ二三番と済まぬうちに脂切(あぶらぎ)った腕を首にさし廻わされた時なぞ...
夢野久作 「名娼満月」
...笑ったな」「笑わざるを得ない」「盗(ぬす)ッ人(と)の小謡(こうた)というやつ...
吉川英治 「三国志」
...舞と小謡(こうた)を遊ばしておられるのをいつのまにか...
吉川英治 「新書太閤記」
...わが君が舞ってお立ちなされたという小謡(こうたい)...
吉川英治 「新書太閤記」
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