...そのさま芋塊に小芋の附きたる如し...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...また小芋という頭の円い小坊主がいる...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...お客を小芋(こいも)の煮転(にころ)ばし位にしか思つてゐないものなので...
薄田泣菫 「茶話」
...性急(せつかち)な小芋は味の出るまで親の側(そば)で辛抱出来なかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...小芋達は言ひ合はせたやうにぞろぞろと帰つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...味噌汁(みそしる)の身に入れてあった小芋と...
谷崎潤一郎 「細雪」
...小麦 約十二俵大麦 十俵陸稲┌糯(もち)六斗五升└粳(うるち)五石馬鈴薯 約四百貫玉蜀黍(とうもろこし)三斗西瓜(すいか)八十箇薩摩薯(さつまいも)五百貫茄子(なす)若干胡瓜(きゅうり)若干梅 四斗茶 一貫目牛蒡(ごぼう)五十貫生薑(しょうが)五貫目大根 若干蕎麦(そば)三斗菊芋 若干里芋┌八ツ頭 三俵└小芋 二俵木炭 五俵右の外...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...出て、多幸平へ入り、鯛さし、小芋、目板、しじみ汁、天ぷら、バタやき等食って、座へ出る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...南へ出て、浜作へ行く、あこの生ちり、小芋、合鴨バタ、茄子田楽、天ぷら食って、宿へ帰る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...足袋の穴へはみ出た小芋のやうな親指を時時氣にしながら...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...これを」まだあたたかい小芋の一つを口に入れながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...小芋の味は、舌のうえばかりでなく、身に沁みる心地がする...
吉川英治 「新書太閤記」
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