...しかし彼の「小羊たち」はいつも奇蹟を望んでゐた...
芥川龍之介 「西方の人」
...小羊のような、まつ毛の長い、形のいい大きな目が、涙に美しくぬれて夕月のようにぽっかりとならんでいた...
有島武郎 「或る女」
...譬へば猶犧牲となるべき價なき小羊のごとくなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...エディソンはこれが出来上ると早速に自分で思いきり大きな声を出して「メリーはかわいい小羊を持っていました」と吹き込みました...
石原純 「トーマス・エディソン」
...肩に赤十字ある墨染(すみぞめ)の小羊よ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...彼の再従兄バプテスマのヨハネも彼にこの天職あるを認め神の小羊として彼を公衆に紹介せり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...「ええお月様は小羊でも山の兎(うさぎ)でも寝(ねか)しておやんなさるよ」幹子(みきこ)の目蓋(まぶた)は...
竹久夢二 「夜」
...いけにへの小羊は何処(いずこ)にあるや...
太宰治 「父」
...アートレ,デースこなたには水陣さして使者としてタルチビオスを遣はして同じく小羊求めしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アストラカンの小羊の襟をつけた外套をきて...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...小羊(ラム)の皮を柔らかに鞣(なめ)して...
夏目漱石 「虞美人草」
...あなたのためならば祭壇に供える小羊となって屠(ほふ)られるのが無上の名誉であるの...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...由来すると説くものを聞かず――と「小羊(こひつじ)漫言」に『早稲田文学』の総帥坪内逍遥は書いたが...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...たとえば小羊が跳(と)ぶようなふうに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...あわれな小羊の食い残りをつかんでいました――そうは考えたくないけれども...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...おなじ小羊子は又云へらく...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そを何ぞといふにかの小羊子が白日(ひる)の夢と題したる華文是なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...私の愚かな小羊をお赦し下さいませ...
矢田津世子 「反逆」
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