例文・使い方一覧でみる「小粒な」の意味
スポンサーリンク...銀貨の小粒なのは指からざらざらと溢（こぼ）れたと言う... 
泉鏡花 「怨霊借用」
...山葡萄の黒い小粒な實が多い原野は矢ツ張り...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...鼠のやうに小粒な円い眼の...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...上から下まで全部が浅間から噴出した小粒な軽石の堆積であるが...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...おどろな灰褐色の髪の下に真黒な小粒な顔がのぞいている...
寺田寅彦 「雑記（１［＃「１」はローマ数字、1-13-21］）」
...（小粒なら相当にある）と...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...小粒などに交つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...荒れた狭い庭の柿の木には霜（しも）を置いたやうな小粒な渋柿（しぶがき）がいくつか実つてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...笑ふと小粒な皓い齒が清潔さうで可愛い娘であつた...
林芙美子 「なぐさめ」
...小粒ながらも胡椒のきいたその移動演劇は...
宮本百合子 「明日の知性」
...小粒な活力を利用してわれわれに見せている...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...小粒ながら、実はつまった小説...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...數珠が小粒なのや大粒なのや...
室生犀星 「京洛日記」
...小粒な実が屋根の上を叩いておちた...
室生犀星 「幼年時代」
...小粒ながら黒田武士の亀鑑（てほん）じゃ...
夢野久作 「名君忠之」
...小粒な固い葉の中から小さい新芽の出ている柔かさが...
横光利一 「旅愁」
...まだ小粒な歯を見せて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小粒ながら一ばんまん円なカーフィム真珠でもって始まって...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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