...小粋な構えの小さな家が一軒あったが...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...丸太材を適度に配したヒュッテ風の小粋な住居(すまい)で...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...つまり店の小粋な設備も座敷を取り払ひ...
武田麟太郎 「一の酉」
...これも見慣れた仕着せを脱いでよそ行きの小粋な背広姿であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...二十五六の小粋な男だ...
羽志主水 「越後獅子」
...清元千賀春という御神灯(ごじんとう)のさがった小粋な大坂格子...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...小粋な表がまえのおでん屋へつれこんだ...
久生十蘭 「金狼」
...小粋な蘇格蘭土縞(エコッセエ)のワンピースを着ていた...
久生十蘭 「金狼」
...ひどく小粋ななりをしていた...
久生十蘭 「金狼」
...小粋なモーニングに山高帽...
久生十蘭 「魔都」
...小粋なモーニングに山高帽...
久生十蘭 「魔都」
...小粋な単身用の別荘にギルマンをお茶に招いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...と小粋な構えのお茶屋へ参りました...
三浦環 「お蝶夫人」
...あの野郎、ちっとばかし、威してやると、すっ飛んで行きやがった」雪之丞は、べらべらと立て続けに喋舌(しゃべ)りつづける、この吉原かぶりの、小粋な姿を、不思議そうに見つめるばかりだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...吉原冠(かぶ)りの後ろつきも小粋な男が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...小粋な二階家造り...
吉川英治 「大岡越前」
...せいたかは池にのぞんだ小粋な蓮見茶屋の軒先へこんがらと一緒にかかって...
吉川英治 「剣難女難」
...燕青が小粋な若党姿であるほかは三名ともみな歴乎(れっき)な非役の武家か官人といった風な身なりなので...
吉川英治 「新・水滸伝」
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