...その二冊の外に「俳諧談」と称(とな)える小篇も添附(てんぷ)されているのであるが...
高浜虚子 「俳句への道」
...渡辺氏「山晴れ」は農村青年と売られて行く農村の娘との悲劇を牧歌的に抒した小篇...
戸坂潤 「読書法」
...作者自身が一八三二年に書いている『ある悲劇についての喜劇』という小篇によっても...
豊島与志雄 「死刑囚最後の日解説」
...この度(たび)書估(しょこ)野田氏(のだし)またこの一小篇を取りて刊行せむとす...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...『歓楽』の一篇は初め『新小説』に掲載せし折には何事もなかりし故その頃飯田町(いいだまち)六丁目に店を持ちたる易風社(えきふうしゃ)の主人に請(こ)はるるままその他の小篇と合せて一巻となし出版せしめたるに忽ち発売禁止となりぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
...午後海神にて小篇「或夜」脱稿...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...午後海神にて小篇羊羹脱稿...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...これ等の二小篇を見ても...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...私は永代橋(えいたいばし)を渡る時活動する此の河口(かはぐち)の光景に接するやドオデヱがセヱン河を往復する荷船の生活を描(ゑが)いた可憐なる彼(か)の「ラ・ニベルネヱズ」の一小篇を思出(おもひだ)すのである...
永井荷風 「水 附渡船」
...いつかの君の小篇小説「からくり」を読み直して...
牧野信一 「〔小林秀雄氏への公開状〕」
...幾つかの随筆も書き小篇も書いた...
牧野信一 「昭和五年に発表せる創作・評論に就て」
...僕は「池のまはり」といふ小篇を一つ書いたと思ふ...
牧野信一 「貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)」
...このやうな小篇にも...
牧野信一 「浪曼的月評」
...あの小篇の中に潛んでゐる事を思ふと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...寧ろ片々たる小篇に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そんな雑誌としては珍らしい何かの味をもった小篇でその作者の小熊秀雄というひとの名が私の記憶にとどまった...
宮本百合子 「旭川から」
...(一九二七年)工藝の協団に関する一提案この小篇が取扱おうとする主題は次の如くである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...しかしそれはこの小篇には故意に省(はぶ)いた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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