...(小童(こわっぱ)め...
海野十三 「地中魔」
...小童(こども)のかきたるやうのいろは文字にて「ほふそふあるむらかたのものはこれよりいれず」としるせり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...今我国にて小童(こども)のたはむれにするも三百年ばかりさきの風俗遠境(ゑんきやう)にもうつりのこりたるなるべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あんな小童を、あわれむところなどは、いささかもないわい! わかったな? 新之丞、わかったらそちはただ、口をつぐんでおれば、それでよろしいのじゃ!」あんどんの影はほのぐらく、じぶんのいいことばかりをならべたてている左近将監の声は、ボソボソといつまでもつづいておりますが、うなずいている新之丞の顔は、父から秘密をあかされて、一刻ごとに血の気がひいていくように思われます...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...跡から直きに参じますだに」自分は小童に導かれて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...小童の凧(たこ)の彩色より...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...たかの知れた小童(こわっぱ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...爾時(そのとき)小童小船一艘を漕ぎ来り冠者に乗れという...
南方熊楠 「十二支考」
...土人の外出は至難で小童の代りに武装した大人隊に畑を番せしめにゃならぬはずだ...
南方熊楠 「十二支考」
...手紙を僧都の召使の小童に持たせてやった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この小童(こわっぱ)の風采を...
吉川英治 「江戸三国志」
...小童の鬼面におどされたとは知らず...
吉川英治 「江戸三国志」
...「お蝶だ!」ムックリと身を起こしたのは案外体の小さい小童で...
吉川英治 「江戸三国志」
...下谷の方へ駈け去った小童は...
吉川英治 「江戸三国志」
...蛾次郎という小童(しょうどう)についてよく考えてみると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「小童(こわっぱ)の罪は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小童(こわっぱ)の時代を抜けて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...よく道場通いの途中で見かけた前髪の小童(こわっぱ)であったが...
吉川英治 「無宿人国記」
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