...小童等(こどもら)こゝにありて物を喰(く)ひなどして遊(あそ)び...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あまりと申せば小童(こわっぱ)めが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...いわば小童が、みずからまねいた自業自得というべきところなのじゃ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...もっともっと踊れ! と言ってるわけなのだ! 御苦労! 御苦労! これでやっと第一期の研究も終わりだ! アランの小童(こわっぱ)なぞが何と言おうと...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...東京の御客様ア伴(つ)れて来たゞア」と小童は突如(だしぬけ)に怒鳴つた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...この小童(こわっぱ)にしてやられたのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...小童ともろともに...
中里介山 「大菩薩峠」
...その従者であり弟子である小童でさえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...果ては時々来る小童などにそぞろごとを云いかけては心をなぐさめていたが...
中里介山 「法然行伝」
...五人の小童(こわつぱ)――あなあはれ!――ジツと見てゐる...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...〈不動使者小童子形を作(な)す...
南方熊楠 「十二支考」
...これも支那(しな)風の小童に仕立ててあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...嘗て飛騨の山中に独りぼつちを悦んで居た小童の心は再び吾に帰つたのであつた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...温突(オンドル)部屋二た間に溢(あふ)れるほどつまった小童が...
柳宗悦 「全羅紀行」
...ニコリと笑った小童の顔がうかびました...
吉川英治 「江戸三国志」
...「お蝶だ!」ムックリと身を起こしたのは案外体の小さい小童で...
吉川英治 「江戸三国志」
...その小童(こわっぱ)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...自分の下僕(しもべ)であるあの小童(こども)を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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