...何だ? 寝ろ? カラ小癪な! 黙れ...
石川啄木 「赤痢」
...小癪(こしゃく)な娘だという考えが浮んだ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...小癪(こしゃく)な子よ...
岩野泡鳴 「耽溺」
...小癪な娘だけにだんだん焼けッ腹になって来るのは当り前だろう...
岩野泡鳴 「耽溺」
...小癪千万(こしゃくせんばん)な……小癪千万な……」と...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...一たびは小癪(こしゃく)にさわり...
中里介山 「大菩薩峠」
...「小癪(こしゃく)な!」姉小路少将は...
中里介山 「大菩薩峠」
...驚いた後は小癪(こしゃく)に触(さわ)ってただ一突きに突き倒す気合で来たのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...小癪な」力を極めて前へ突き倒しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...小癪(こしゃく)にさわる奴だと今もそう思って通りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...小癪(こしゃく)と云おうか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...危え瀬戸際だったよ、だが、小癪な小僧だよ...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...『お前は僕がこの小癪(こしゃく)な怪物を退治るのを加勢しなければならない...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...貴様の中に牛乳が何合入ってりゃあそんなに威張るんだ」「何を小癪な」「何を生意気な」とうとう取っ組み合って...
夢野久作 「キャラメルと飴玉」
...公綱にはそれも小癪だし...
吉川英治 「私本太平記」
...蠅(はえ)が小癪(こしゃく)にさわるとて...
吉川英治 「親鸞」
...おん身の学才が小癪(こしゃく)にさわっていた...
吉川英治 「親鸞」
...あまり小癪(こしゃく)な口を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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