...」「何を小癪(こしゃく)な……チンツン」と...
泉鏡花 「薄紅梅」
...小癪(こしゃく)な面(つら)構えをした洋装の小娘が...
梅崎春生 「風宴」
...「小癪(こしゃく)な!」主膳は槍を手許につめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...小癪(こしゃく)なと...
中里介山 「大菩薩峠」
...地にわめく人の叫びを小癪(こしゃく)なりとて空一面に鳴り渡る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...小癪(こしゃく)と云おうか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その寛容に對して小癪に感じ...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...小癪なッ」空地へ悠々(ゆうゆう)と出て行った治部太夫は...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...侍従が小癪(こしゃく)な笑い声で尋ねた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...小癪(こしゃく)なりと鶴が飛び出して苦もなく蝶を追い過すと蝶また鶴の背に留まり...
南方熊楠 「十二支考」
...其中で最も小癪に障る一二の文句「報国の赤誠より出たる献身的大努力の結晶」だとサー...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...貴様の中に牛乳が何合入ってりゃあそんなに威張るんだ」「何を小癪な」「何を生意気な」とうとう取っ組み合って...
夢野久作 「キャラメルと飴玉」
...小癪(こしゃく)なる坊主の腕立て哉(かな)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...小癪(こしゃく)な蜀の雑兵を踏み殺し...
吉川英治 「三国志」
...「小癪(こしゃく)な」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...小癪(こしゃく)な唄い文句...
吉川英治 「新・水滸伝」
...小癪(こしゃく)に見えてならなかった...
吉川英治 「源頼朝」
...あまり小癪(こしゃく)な口を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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