...小猿(こざる)が二匹向かい合って蚤(のみ)をとり合ったりけんかをしたりするのが...
寺田寅彦 「映画時代」
...取るに足らぬ小猿のくせに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御馳走やるぞ」「小猿の久八」は...
火野葦平 「花と龍」
...小猿ついに水死し...
南方熊楠 「十二支考」
...小猿雪山に登りて大薬王樹という樹の枝を伐って...
南方熊楠 「十二支考」
...」小猿が、バラバラ、その辺から出て来て、草原一杯(いっぱい)もちゃもちゃはせ廻り、間もなく四つの長い列をつくりました...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...」と下で声がしますので見ると小猿共がもうちりぢりに四方に別れて林のへりにならんで草原をかこみ...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...尾長猿の牡と小猿等とはその傍に蹲り...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...小猿という立派な異名があるが...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...小猿ッ」於福(おふく)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...暇を出すといっておいでたかえ」「それもなかなか仰っしゃらないで――見どころのある小猿だが――と思案していますから...
吉川英治 「新書太閤記」
...「――あの小猿は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...捜しに行ったんだ」「何を捜しに行ったんです」「小猿を携えている前髪の若い侍さ」「その人がどうかしたのですか」「抛(ほう)っておいては...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小猿を連れた前髪の青二才がいるであろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...栗鼠(りす)ではない、小猿なのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...見ると、並木のこずえに、一匹の小猿が、キョトンとした眼を下へ向け、わざとのように、尾籠(びろう)な姿態を示している...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大岳へゆく途中の小猿沢(こざるさわ)の谷川橋で――われわれを待ち合す手筈になっているから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小猿みたいに縮まっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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