...小猿の様に逃げ廻っていた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...何百とも数知れぬ大猿小猿が並んでいるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...小猿の僉議(せんぎ)に任せて...
南方熊楠 「十二支考」
...小猿...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...ただの兵隊の小猿まで...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...端布をねだつては日に幾つも様々な色の小猿を作つた...
三好達治 「測量船拾遺」
...小猿(サゴン)めの背なかにぴしゃり*...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小猿峠までは」「かまわん...
山川方夫 「予感」
...小猿は見つけない人馬を見て...
吉川英治 「三国志」
...小猿を膝の間に挟んで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――大坂表までお渡りか」小猿の頭を抑えながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...下では、ほかの船客までが、海上の旅に倦(う)み飽(あ)いていた折からなので、事こそあれと、みな顔を空へ上げ、「やあ、何か咥(くわ)えている」「骨牌(かるた)のふだですよ」「ハハア、あそこで、金持ち連がやっていた骨牌を攫(さら)って行ったんですか」「ごらんなさい、小猿のやつも、帆ばしらの上で骨牌をめくる真似をしている」ヒラヒラと、そういう顔の中へ一枚の札が落ちて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小猿が骨牌(かるた)のふだを取って逃げたからとて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その小猿を連れて歩いている前髪の武者修行を捜(さが)し出す! どんなことをしても捜し出す! そして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...肩の小猿を店頭に抛(ほう)って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小猿は彼が近づく先に逃げ出して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小猿を愛しているところを見ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小猿と同じ運命の者が自分であると思った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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