...「この日本の小猿めは...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...小猿ついに水死し...
南方熊楠 「十二支考」
...」小猿は三疋、中にはいってしまい、それと一緒(いっしょ)に栗の木の中に、電燈がパッと点きました...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...ただの兵隊の小猿まで...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...実に小猿は速いのです...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...楢夫は呆(あき)れて、小猿の列の上で、大将を見ていました...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...(この間小猿等大いなる丸(たま)を弄びゐたるが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...小猿(サゴン)めの背なかにぴしゃり*...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小猿峠付近でハンドルを切りそこねて転落した...
山川方夫 「予感」
...一匹(ぴき)の小猿(こざる)にくわえさせて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小猿の毛を指で掻き分けているのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...下では、ほかの船客までが、海上の旅に倦(う)み飽(あ)いていた折からなので、事こそあれと、みな顔を空へ上げ、「やあ、何か咥(くわ)えている」「骨牌(かるた)のふだですよ」「ハハア、あそこで、金持ち連がやっていた骨牌を攫(さら)って行ったんですか」「ごらんなさい、小猿のやつも、帆ばしらの上で骨牌をめくる真似をしている」ヒラヒラと、そういう顔の中へ一枚の札が落ちて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
...十のん気なのは、上の小猿だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「……?」丹左が不審顔すると、小猿は、この人間くみしやすしと見てとったか、内陣の朱の欄(らん)をするすると二、三度往復をしてからまた、元のところへ坐って、毛の生えた桃に似ている面(つら)がまえをケロリと上げ、パチパチ眼(ま)ばたきをしながら何か物でもいいたげな風情(ふぜい)...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「きのうの夕方、わしの小猿めが、その猟犬(かりいぬ)と争って、尻尾を咬(か)みつかれ、それに懲(こ)りたか、この辺で隠れこんだまま、とうとう姿を見せなかったが……どこかそこらの木の上にでもいはせまいか」「いるものか、猿にも脚がある」と清十郎は、興のない顔つきで、「いったい、放鷹(たか)をつかうのに、猿など連れて歩くという法はない」と、その辺の石へ腰かける...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼女と小猿の姿にとらわれてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小次郎の肩に止まっている小猿が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...小猿みたいに縮まっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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