...小気味よさそうに...
犬田卯 「橋の上」
...片端(かたっぱし)からピストルでストンストン打ったら小気味(こきみ)が宜(よ)かろう」とパルチザン然たる気焔(きえん)を吐いてイイ気持になってるものもあった...
内田魯庵 「最後の大杉」
...さっきから小気味よげに...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...メラメラと赤い舌を出して小気味よく燃える...
中里介山 「大菩薩峠」
...見るも小気味よい一点の冷笑が浮びました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでこれ等の微小気泡ができる機巧を調べ...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...二十七八の小気(こき)のきいた渡り仲間(ちゅうげん)風の男です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小気味がいゝ位に世の中が変つた」しんみりと...
林芙美子 「浮雲」
...人は小気味よく働いてくれるものだと云ふ事もきんは知つてゐた...
林芙美子 「晩菊」
...デレ/\して近寄つたりしたら小気味好くはね飛すに決つてゐるさ...
牧野信一 「日本橋」
...小気味の好いことです...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...小気味よく一矢を報いたのはヴォルテールである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...伊那丸も小気味(こきみ)よいやつとうなずいて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...小気味が悪い」「これでもかい」と門番の伊平...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...小気味がわるくなってきた顔色...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...なにか小気味のわるさを感じたかもしれない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...さも小気味よげにヒッヒと笑っているだけだった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...――それで画が小気味よく統一せられている...
和辻哲郎 「院展遠望」
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